ある日、久しぶりにスマホからウイメンズパークにアクセスしてみたんです。
そうしたら2022年1月31日をもってサイトが終了することが発表されていました。
これには、もう本当にびっくりしました。
ウィメンズパークは、妊娠したときからずっとお世話になっており、今でも子どもの発育に悩むと掲示板を開いて悩みを相談することもありました。
トピに対する返信率が高いですし、育児経験者から濃い内容の回答がもらえたりして、私としては本当にウィメンズパーク様様だったと思います。
妊娠・出産・育児に関する情報が網羅されていて、利用した経験がある方も多いんじゃないでしょうか。
これほど世間から支持されているウィメンズパークが終了するのはなぜなんでしょう?
そこで今回は、運営にサイトの終了理由を質問してみました。
またウィメンズパークに似ている、代わりになるサイトをまとめました。
目次
ウィメンズパークが終了する理由はなぜ?公式に聞いてみた!
ウィメンンズパークのお知らせ欄に、2021年7月5日付けで以下のお知らせ文が掲載されていました。
【重要】サービス終了のお知らせ
いつもウィメンズパークをご利用いただき、誠にありがとうございます。
「ウィメンズパーク」は2000年のサービス開始より、20年以上に渡り全国の妊娠・育児中をはじめとした女性が課題解決できるコミュニティの場を提供してまいりましたが、この度、2022年1月末をもちまして、サービスを終了させていただく運びとなりました。
これまでご愛顧いただきました皆さまには、深く感謝を申し上げるとともに、サービスが終了となりますことを、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
サイトのお知らせでは、終了する理由がよく分からなかったので、お客様窓口に質問してみました。
すると、8日後に以下のような返信がかえってきました。
ウィメンズパークにお問い合わせいただきましてありがとうございます。
「ウィメンズパーク」のサービス終了につきまして、お客様にはご迷惑をおかけしますこと、大変申し訳ございません。
ご活用いただいていたとのご連絡をくださり、とてもうれしく思います。こちらこそ、誠にありがとうございます。
お問合せいただきました「サービス終了の理由」につきまして、大変恐れ入りますが、個別の回答は差し控えさせていただいております。
これまでサービス終了に関して数年にわたり検討をおこなっており、そのなかでなんとか存続できる道はないかと熟考してまいりましたが、結論として今回の判断に至りました。
ご利用いただいているみなさまに心苦しい気持ちでいっぱいですが、何卒ご理解いただけますと幸いです。
ウィメンズパークをご愛用くださり、誠にありがとうござます。
サービス終了まで、ウィメンズパークをお楽しみいただけますと幸いです。
利用者には、終了理由は回答しない。と社内で決められているようです。
ウィメンズパークが終了する本当の理由は?
サイト運営費が会社の経営を圧迫している
先ほどの返信文から予想したところ、もしかしたらサイトの運営費がかさんで採算が取れないのかなと思いました。
以下の文章を読むと、ウィメンズパークを続けたかったけど無理だった。と取れる気がするのです。
ベネッセがウィメンズパークを運営するメリットとしては、利用者が広告をクリックしてくれたことで発生する広告収入や、自社のたまひよやしまじろうなどの関連サービスを紹介して集客できるメリットがあったと予想できます。
しかし、ここ数年で妊娠・育児・出産の悩みを解消するアプリやサイトがたくさん出てきて、飽和状態にあったと言えると思います。
ウィメンズパークが登場した2000年は、まだスマホも普及しておらず、妊娠・出産・育児に関する情報はたまごクラブやひよこクラブといった雑誌から得ていた時代でした。
そんな中、教育系の会社として知名度の高いベネッセが運営するウィメンズパークは、口コミサイトとして唯一無二の存在で信頼度も高かったと思います。
当時のウィメンズパークは会員制で、利用者は住所登録をしないとサイトを閲覧することはできませんでしたが、時代の流れでしょうか?
世間では子どもが少なくなってきて、会員制では利用客の増加が見込めなくなったのか、いつの間にか利用登録をしなくてもサイトの閲覧のみはできるようになりました。
そしてここ何年かは別サービスに利用者が分散している状態で、「絶対ウィメンズパークじゃなきゃダメ」ということもなく、だんだんその存在を知らない世代が増えている気もしました。
ウィメンズパークの利用者の年齢層も徐々に上がり、ベネッセが一番集客したい”子育て世代”の利用が見込めなくなってきている。というのがサービス終了となった本音ではないかと思いました。
こちらは憶測に過ぎませんが、利用者減でベネッセ自体も大きな打撃を受けているのは、見ていて伝わってきますよね…。
ウィメンズパークの代わりになる似たサイトやサービスは?
インターエデュ
ウィメンズパークに似ているサイトと言えば、教育掲示板サイトのインターエデュがあります。
インターエデュは受験に特化したサイトで、幼稚園~大学(塾・予備校)までの受験情報を掲示板に書き込んだり、閲覧したりできます。
ウィメンズパークと同様にカテゴリー別に掲示板があり、質問したいことや聞いて欲しい内容を書き込んで投稿すると、利用者が返事を書いてくれるといったサイトです。
教育メインのサイトなので、学校の公式ブログや塾サーチができたりと、教育に関する口コミが見たい方には便利なサイトです。
ただし、インターエデュの話題の中心は受験です。ウィメンズパークのように育児に特化したサイトではありません。
インターエデュにも『育児』というカテゴリーはありますが、ウィメンズパークのように子どもの月齢や年齢ごとに部屋分けされていないので、妊娠・出産や子どもの発育をテーマにしたウィメンズパークとは少しわけが違います。
それぞれの違いを一言で説明すると…
- ウィメンズパーク → 妊娠、出産、育児の掲示板サイト
- インターエデュ → 受験、塾、予備校情報の掲示板サイト
インターエデュは教育系の掲示板サイトになりますね。
しかし、インターエデュはウィメンズパークと同じで女性向けのサイトなので、ウィメンズパーク出身者は使いやすいと思います。
サイトの中には”なんでも雑談”という掲示板があって、ウィメンズパークで言うところの”ふりーとーく”みたいな、ゆる~くおしゃべりできるスレッドもあります。
利用者は意識の高い方が多いので、某大型掲示板のような酷い批判をする人はあまりいないので快適です。
掲示板ではトゲのある発言をする方もいますが、民度が高いのでそんなに嫌な思いをすることもありません。
インターエデュは、赤ちゃんのことや、妊娠・出産を相談するサイトとは趣旨が違うということです。
ママスタ
ウィメンズパークと似たサイトの1つに、ママスタがあります。
”ママに寄り添う情報を”をキャッチフレーズとした、子育てしてる女性向けの情報サイトです。
何か質問や相談をしたい場合は『コミュニティ』を利用することになり、以下のようなカテゴリがあります。
ウィメンズパークほどがっつりしておらず、トピへの返信もわりと短文だったり、一言のみでさら~っと流れていくこともあります。
Twitterやチャットみたいに自分の意見だけを簡潔に述べる。みたいな流れがあったりもします。
その分、気楽に利用できるサイトだと思います。
芸能人・有名人トピでは、その人の話題で盛り上がれる一方で、アンチスレもあったりして結構生々しい批判や叩きが飛び交う場面もあります。
正直って、スレによっては覚悟して利用しないと心が荒むことも。笑
行き過ぎたコメントがあると、運営側で削除されてひよこマークが表示されます。
その他には『まなび』や『セレクト』では、子育てをテーマにした漫画を読むことができます。(もちろん無料)
子どもの月齢や成長にそった悩みが描かれた漫画がたくさん投稿されており、共感できる作品も見つけられるはずです。
子どもの進路に悩む姿だったり、同居の義母との衝突が描かれていたり、結構リアルな描写の数々で気付くと読みふけっていることもあるくらいです。
その他には、地域ごとの病院や産婦人科の口コミが読めたり、『保活』では東京23区を中心とした保育園検索ができる機能もあります。
保育園は東京以外の情報はないので、お住まいの地域によってはあまり使えないかもしれませんが、こうして比べてみると、ママスタの方が妊娠・出産・育児の情報が充実していると言えそうですね。
まとめ
- ウィメンズパークが終了する理由は、利用者減やサイト運営費の圧迫が考えられる。
- ウィメンズパークに似ているサイトを利用する場合は、インターエデュやママスタが候補として挙げられる。