わんこそばに挑戦するときに「100杯」を目標にする人って多いんじゃないですかね?
わんこそばを100杯食べるコツはネット上に溢れていますが、人によって色々と意見があり迷いますよね。
薬味一つとっても「入れた方が食が進む」「入れない方がいい」という人もいるしで悩みます。
実際は、どの食べ方が一番効果的なんでしょうか?
「あらかじめ作戦を立てて、効率的にわんこそばを食べたい!」という方向けに、体験談をもとに、わんこ蕎麦100杯を食べるコツをまとめました!
また、わんこそばは何杯食べたら元が取れるのかもご紹介します。
それでは見ていきましょう。
目次
【実食】わんこそば100杯食べるコツは?
ネットでよく見かける、わんこそばを100杯食べるコツと言えば、以下のものが多いです。
- 何も食べずに空腹でわんこそばに挑む
- 薬味を入れて、味変しながらそばを食べる
- 満腹中枢が刺激される前に、一気に食べてしまう
- 1人でわんこそばに挑戦する
しかし実際にわんこそばを100杯食べてみたところ、上記のコツは半分正解で、もう半分は不正解だと分かりました。
具体的にどういうことなのか解説していきます!
序盤に「とりそぼろ」を食べない
わんこそば100杯の定番のコツとされているのが、「薬味を入れて、味変しながらそばを食べる」というものです。
”ずっと同じ味だと飽きてくるので、薬味を入れて味を変えながら長く食べ続けよう。”という意図のコツですね。
このコツを信じて10種類ある薬味をふんだんに入れて、わんこそばを味わっていました。
最初はネギやもみじおろしや胡麻など、わりとライトな薬味を入れてましたが、途中でとりそぼろが美味しそうに見えてお椀に入れてみたんですよ。
そうしたら、他の薬味より大粒で噛み応えがあるためか噛むのに時間がかかってしまいました。
それまではお給仕さんにリズムよく蕎麦を入れてもらい食べてましたが、とりそぼろに手を付けたら急にそばを食べるスピードが落ち始めたんです。
まだお腹いっぱいではなかったのに、これはタイムロスだと感じましたね…。
スタートダッシュの作戦で挑むなら、とりそぼろは食べない方がいい気がしました。
「とろろ」は最後まで食べない
味変で失敗したケースその②です。
わんこそばを75杯食べた頃に「とろろ」に手を出したんです。
とろろ蕎麦が好きなので単純に美味しく食べられると思い、何も考えずに蕎麦の上に載せて軽く混ぜて食べてみたのですが、なんと…!
とろろを食べた直後に、急にお腹がずっしりと重くなり、みるみる食欲が減っていきました。
100杯は超えたかったので「これはマズい!」と思い、とろろを食べるのはストップしたものの、時すでに遅しで山芋効果炸裂…!
とろろの粘り気でツルッと蕎麦が食べれそうだし、薬味としては優秀だと思いましたが、山芋はダイエットに用いられるほど腹持ちがいい食材だったのです。
たしかにタイミング的に満腹中枢に信号が行き始めたせいかもしれませんが、とろろの影響も否めない気がしたので、そこからは薬味に手を出すのはやめました…。
山芋のヌメリ成分には胃の粘膜を保護する働きがあって食事の助けになります。
しかし記録を狙うなら、わんこそば100杯を突破してから食べた方が良さそうですね。
つゆは適宜捨てる
わんこそばを食べる前にお給仕さんからも説明がありますが、わんこ蕎麦には少量のおつゆが入ってます。
お椀に一杯ずつ、必ずおつゆが混ざっていて、そのまま蕎麦を食べ続けるとお椀の中がつゆでたっぷりになっていきます。
わんこそば一杯分でこれ位のつゆの量↓
これをすすってしまうと、つゆで満腹になってしまうため、あまり蕎麦が食べられなくなってしまうのです。
その対策として、テーブルの上にはつゆを捨てる桶が置かれています。
少々面倒ですが、そばを口に入れたら適宜おつゆは捨てた方が良いですね。
塩分摂り過ぎ対策にもなりそうです。
蕎麦がお腹に溜まってきたら正座に切り替える
お行儀が悪いのですが、長時間 正座でわんこそばを食べるのはキツいな…と思い、あぐらをかいて蕎麦を食べてました。
足がしびれず体勢もラクだし、わんこそばがグイグイ進みました。
なんら問題なく、せっせとわんこそばをすすっていたら、だんだん体勢に違和感を感じるようになったのです。
100杯が近づいてくると、胃が膨れてお腹が出っ張ってくるのか、逆にあぐらの体勢の方がしんどくなってきました。
そこで急遽 座り方を正座に変更。
背筋をピンとして食べたらお腹の苦しさは幾分かマシになりました。
フードファイトの時も姿勢を正すことを忘れずに!というわけですね。
【意外】わんこそばは3人で食べるとちょうど良い!?
個人的な感想ですが、わんこそばは1人で食べるより、3人で食べる方がちょうど良いかもしれません。
なぜなら…
お給仕さんは1グループに1人付いてくれます。(何人で挑戦してもお給仕さんは1人)
そのお給仕さんのお盆の上には15杯のわんこそばが載っていますが、それを3人で食べると絶妙のタイミングでそばが食べられるのです。
というのも、わんこそばを食べる流れというのが…
そばを入れてもらう→お椀に薬味を入れる→食べる→飲み込む→そばを入れてもらう…
こうした工程を繰り返すわけですが、3人で蕎麦を食べるとこのテンポが速くもなく遅くもなく丁度良いのです。
そばを入れてもらい、咀嚼して飲み込んでから、次の蕎麦をお椀入れてもらえるんです。
当たり前の流れのように感じますが、
筆者のグループの向かい側にいた一人客の様子をうかがっていると、最初のうちは勢いよく蕎麦をかきこんでいましたが、なぜか割と早い段階でペースダウン。
どうやら蕎麦を咀嚼して飲み込む前に、次の蕎麦がお椀に入れられてしまうので、常に口の中には蕎麦が残っている様子でした。
1人客だとお給仕さんは、その人だけに蕎麦を入れれば良いので余裕があるため、
お椀が空っぽになれば、お客さんが食べている途中だろうが、お構いなしに蕎麦が入れられてしまうのです。
結果、口の中は常に満杯状態!
蕎麦をひたすら食べ続けている状態になります。
そのお客さんは、早い段階で食べ疲れしているように見えました。
蕎麦を噛む時間を与えてもらえないのがペースダウンの理由だったようです。
その一方で3人客だと、蕎麦を入れるお椀が3つになるので、お給仕さんの手間が増えて蕎麦を入れるスピードが少しゆっくりになるんです。
2人のお椀に蕎麦を入れている間に、自分のお椀の蕎麦を咀嚼して飲み込めばいいので無理がない。
いつも口の中は空っぽの状態で、蕎麦を食せるのです!
普通に考えれば、わんこそばは1人で食べる方が待ち時間もなく有利な気がしますが、個人的には逆だと思います。
そばを咀嚼して飲み込む時間も必要。
そこで我が家は3人でわんこそばに挑戦して、全員が100杯を余裕で突破!
3人でわんこそばを食べるのオススメです!!
わんこそばは何杯で元が取れる?
わんこ蕎麦は何杯食べると元が取れるんでしょうか?
盛岡市のわんこそば店『東家』のメニューを見ると、蕎麦は以下の料金になっています。
- わんこそば…3900円
- ざるそば…650円
ざるそば1杯は200gで650円です。
わんこ蕎麦は、ざる蕎麦何杯分の料金なのか計算してみると…
3900÷650=6
わんこ蕎麦1人前は、ざる蕎麦6杯分の料金だと分かりました。
わんこそばの代金3900円の元を取るには、ざるそばを6杯食べると元が取れる計算ですね。
では、わんこ蕎麦の量だと何杯分なのか計算してみましょう!
わんこ蕎麦15杯とざる蕎麦1杯分は同等量とされているので、それを踏まえて計算すると…
15×6=90杯
つまり、わんこそばを90杯食べると3900円分食べたことになり、売値の元が取れたことになります。
わんこそば100杯は女性でも食べられる?
多くのフードファイター達が目指す記録は「わんこそば100杯」ですよね。
しかし、わんこそばの男女別平均量を見ると…
- 男性…50~60杯
- 女性…30~40杯
となっています。
現実は100杯には程遠い数字ですよね。
しかし、2023年8月に東家にわんこそばを食べに行ったところ、学生さんや家族連れが多く来店していましたが、100杯突破の記念品の手形をもらっている女性客を多数見かけました。
私の向かい側にいた家族連れ(父・母・小学生らしき息子3人)は、なんと全員が手形をゲットしてました!
また隣の席の大学生っぽいカップルも2人とも手形をもらってました。
100杯食べたと思われる家族連れのお母さんと、大学生っぽい女性は2人とも華奢だったのがまた印象的でした。
食後に階段を降りて1階のレジに向かうと、別の女性客が伝票と手形を持って会計の列に並んでいるのを見かけました。
筆者が来店した時間だけでも、わんこ蕎麦100杯食べた女性客を数人目撃してます!
もちろん食べる量は人によると思いますが、女性でわんこそば100杯食べる人はそう珍しくないのかもしれません。
わんこそば100杯は子供(小学生)でも食べられる?
次に子どもの場合ですが、筆者的には小学生の子でもわんこ蕎麦を100杯食べられると思います。
我が家の小4の息子は日頃からよく食べる子なので、もしかしたら…と思っていましたが、予想通りわんこ蕎麦を118杯平らげました!
苦しんでやっと完食した…という様子ではなく、90杯くらいまでは余裕があったそうです。
岩手に来る前は「100杯なんて絶対ムリ」と自信なさげでしたが、いきなり本気出してきたようで、
その日の朝食は宿泊先のホテルで普通に食べてきたのに、まるでご飯を食べてない子みたいに蕎麦をモリモリ食べてました…笑
たまたまベストコンディションだったのか!?
まだ成長期に入っていないのに、恐るべし食欲…!
向かいの席に座っていたファミリーも、同じくらいの年齢の男の子3人がわんこ蕎麦を食べていました。
見た感じ3人とも小学生のようでしたが、全員手形をもらっていたので100杯を突破したのでしょう。
この姿は息子にとっても励みになったようでした。
もちろん食べる量には個人差があるのでなんとも言えませんが、よく食べる子なら小学生のわんこ蕎麦100杯はムリではないと思います。
朝ご飯(昼ご飯)を軽くするなりの対策をとれば、さらにチャンスは広がりそうです!