こんにちは。あこぽんです。
先日、庭の草むしりをしていたら
急に脚がシカっとしてドキッとしました。
なんて考え、脚を見ると、
刺されたところが大きく膨らんでいて、
どうやら何か毒虫に刺されたようでした。
ヒアリ発見のニュースは後を絶ちませんし、
今後も引き続き、注意が必要ですね。
そんななか、名古屋港付近で
新たな種類のアリが見つかり、話題になっています。
日本には生息していないアリで、
海外で、”ブラウジングアント(かじりアリ)”と呼ばれています。
ブラウジングアントは海外では、
ヒアリと並ぶ、侵略を懸念すべき
7大アリに指定されています。
ヒアリの繁殖にも心配が及んでいるのに、
新たな外来種が渡航した可能性が出てきて、
今後が気になります。
このアリは、どのように危険なのでしょうか?
人体に何らかの影響があるのでしょうか?
また、もともとの生息地域についても気になります。
今日は、かじりアリについて調べてみました。
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ハヤトゲフシアリ(ブラウジングアント)は、日本のどこで発見された?
情報が提供されたのは、2017年7月31日(月)のことでした。
場所は、愛知県の名古屋港。
歩行者用道路の塀のすき間に
目まぐるしい速さで動く大量のアリの姿が見られました。
ヒアリが各地で発見されており、
港付近の方は、道や叢などに
神経をとがらせているのではないでしょうか。
アリの発見場所に同行したアリ博士の
寺山守博士は
「私も初めて見たアリで、日本には生息していないアリです。
侵略的外来種のアリの一つ。オーストラリアで
”Browsing ant(ブラウジングアント)”と呼ばれる種ですね。」
と話しました。
ハヤトゲフシアリ(ブラウジングアント)とは?
正式な和名が無かったブラウジングアント。
今回新たに発見されたことにより、
寺山博士により和名の命名がされました。
その名はハヤトゲフシアリ。
このアリは、海外ではとても凶暴なことで知られています。
体調は2ミリほどと、とても小さいアリですが、
恐ろしいのは、その力強さと凶暴な姿。
日本の在来種のクロヤマアリを取り囲み、
生け捕りにし、巣の中に引きずり込みます。
その凶暴さから、
別名『アリクイアリ』とも呼ばれています。
そして、さらに襲うのはアリだけではなく、
コオロギの幼虫や、クサカゲロウも標的にしてしまうのです‥。
そして、特徴的なのが、強い繁殖能力です。
ヒアリも女王アリは1日に2,000~3,000個の卵を産むことが知られていますが、
ハヤトゲフシアリの巣のなかには、
数千万匹の働きアリがいると言われています。
アリ博士の寺山守博士によると、
◇この地(名古屋港)に侵入して2~4年くらいで完全に定着している
◇アルゼンチンアリ以上の破壊力を持っている可能性がある
とのことです。
もう定着してしまっているのですね。。
もっと早くに見つかっていたら、
もっと手立てがあったのでしょうか?
こればかりは、水際対策が難しいですね。
生息地域はどこ?
日本で今回、初めて発見された
ブラウジングアントですが、
もともとの生息地域はどこなのでしょうか?
南ヨーロッパ原産のブラウジングアントは、近年、急速に生息域を拡大。
しかし、先進国で生息が確認されているのは、オーストラリアなどにとどまっているため、研究が進んでおらず、今なお謎が多いアリ。
寺山博士は、環境省に情報を提供し、ブラウジングアントの生息域が拡大しないよう、態勢作りを求めた。
引用:フジテレビ系FNN*2017年8月4日「侵略的外来アリ」国内初確認 スクープ撮
ブラウジングアントは、南ヨーロッパ原産ということですね。
現在は、オーストラリアにて生息が確認されているに
とどまるので、まだ詳しい生態については研究中です。
もう名古屋港には2~4年住んでいるということですから、
日本の気候については問題がないということですね。
これからさらなる研究が進むことを願うばかりです。
人を刺すの?刺されたらどうなる?
私たちが一番気になるのが、
『人間が刺されたら一体どうなるのか?』
というところですよね。
ちなみにヒアリに刺されると、
以下のような症状が出ることで知られていました。
◇軽度‥刺された瞬間は熱いと感じるような激しい痛みが走る
◇中度‥数分から数十分後に、刺された部分を中心に腫れが広がり、かゆみを伴う蕁麻疹が現れることもある
◇重度‥数分から数十分後に、蕁麻疹は全身に広がり、発熱、激しい動悸やめまい、息苦しさに襲われ、点滴を受けることになる。
進行すると意識を失うこともあり、処置が遅れると生命の危険を伴う。
報道によると、初めて刺されるときより
2回目以降の方が、症状が重篤になりやすいとのことで心配されていましたよね。
しかし、今回発見されたハヤトゲフシアリは、
直接、人を刺すことはないということが分かっています。
そしてヒアリのような毒は持っていないとのことです。
ひとまずは安心しました!
しかし、先にもお話させていただいたように
その凶暴さから生態系に被害がもたらすことが予想されています。
というより、気が付かないところで
ハヤトゲフシアリの被害にあっている
生態系の存在が多くあるでしょう。
これから政府は、新種の外来生物への対応や
それらの生物の増殖防止策が課題となってきそうですね。
これから、私たちも気を付けて生活して
いかないといけません。
まだまだアリが活動的な季節なので、
皆さまもどうかお気を付け下さい。
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