『紅の豚』に登場する女性ヒロインは誰か?と聞かれたら、マダム・ジーナとフィオ・ピッコロの2人を思い浮かべる人が多いかと思います。
それぞれが物語にはなくてはならない重要人物だと思いますが、一体どちらが作品のヒロインとされているのでしょうか?
『紅の豚』のヒロインは、ジーナとフィオのどちらなのか徹底調査してみました。
【紅の豚】ジーナとフィオはどっちがヒロイン?原作にジーナは登場しない!
片付けてたら紅の豚の原作のやつが出てきた。ジーナはいないし特に余韻もないやつ。 pic.twitter.com/j9PFbCF6LG
— しろま🍵 psychiatry (@OchaMOFDr) August 15, 2021
紅の豚は『飛行艇時代』という作品が原作になっていますが、その物語のなかにジーナは登場していません。
もともといなかったジーナをアニメで登場させた理由として、宮崎駿監督は…
フィオが登場するまでの物語の序盤に、ヒロインがいないとおもしろくないから。
そんな大人の事情があったことを明かしています。
初期の設定では、ジーナの経営するお店が空賊のせいで繁盛しないため、店仕舞いをして母国のアルゼンチンに帰国させる予定だったそうです。
このくだりから、宮崎駿監督が最初にヒロインに考えていたのは、原作にも登場しているフィオだったことが考えられます。
最初の時点では、ジーナは重要人物ではなかったことになりますね。
今年初稽古に行ってきた!✨☺️
で。#千と千尋の神隠し 録画忘れ。見逃しちゃった。でも、来週の #紅の豚 は絶対録画する!『紅の豚』がジブリで1番好き(笑)「格好良いとはこういうことさ✨」って。
多分フィオとジーナが好きなんだと思う。ジブリに出てくる女性の中で2人とも私の中でベストかも! pic.twitter.com/g53LfuAL5p
— 辻 美智葉 (@Michiha_Tsuji) January 7, 2022
紅の豚では、主人公のポルコにとってジーナの存在はなくてはならない女性なので、個人的には意外に感じました。
ジーナとポルコはお互いを想い合っているように見えますし、2人の恋模様については”ジーナの賭け”として描かれていて、かなり気になる展開ではありました。
なので、ジーナがヒロインで間違いないと思っていましたが、宮崎監督はフィオをヒロインにしたかったんんですね。
しかし本編では、ジーナは母国に帰国することもなく、主人公のポルコと結婚したのかどうかの結末まで予想されるほどの重要人物になっています。
なぜ宮崎駿監督は、ジーナを最後まで登場させるように変更したのでしょうか?
ジーナを描いているうちに、これほどグラマラスなマドンナを途中で帰国させるわけにはいかないと思ったのかもしれませんね…!
そしてポルコとの恋の行方としては、フィオではなくジーナと結ばれたことになります。
なぜジーナとポルコが結ばれたかは、こちらの記事でくわしく書いてます!
そうなると、ジーナが紅の豚のヒロインとなるのでしょうか?
ジブリファンからは『紅の豚』では、ジーナとフィオの2人がヒロインだと認識されているようです。
金曜ロードショー「紅の豚」原作・脚本・監督:宮崎駿★<ノーカット放送>
読売テレビ 2022/1/14 21:00 – 22:54
★宮崎駿監督珠玉の名作★豚になったパイロットが空をかける★ライバルとの対決、2人のヒロインとの淡いロマンス★青い空ときらめく海を愛するひとりの豚(おとこ)の物語— エイジ88P (@EIJI88P) January 10, 2022
紅の豚は大好きだけど、今見たらモヤるジブリ作品筆頭ではある。ヒロイン2人の描写ね…キャラクターとしては大好きだけど
でも作品を大好きな気持ちも変わらずあるんだよなあ— ゆきこ (@Op7Tax) December 10, 2021
高1ムスメが友達から借りてきたジブリ作品の中から『紅の豚』を子供らと鑑賞。ムスメはすっかりこの作品の2人のヒロインに惚れ込んでしまったようだ。
— 落描きのクロ (@black_coon_cat) September 22, 2019
すでにファンのあいだでは広く知られているようですね。
実際に、金曜ロードショーのツイートにも答えが隠れていました。
すみません💦先程の投稿に誤字がありました。
いよいよ明日よる9️⃣🎉 #宮崎駿🎬監督作
🐽 #紅の豚🐽
空と海🏝を愛する一人の豚🐽(おとこ)。
ライバルとの対決、2人のヒロインとの淡いロマンス🥰
縦横無尽に繰り広げる空中戦は、宮崎駿監督の真骨頂‼️
お見逃しなく🤗#金曜ロードショー #ジブリ pic.twitter.com/Dkh0lU1Le1— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) January 13, 2022
空と海を愛する一人の豚(おとこ)。
ライバルとの対決、2人のヒロインとの淡いロマンス
そんなわけで、紅の豚は、ジーナとフィオの2人がヒロインの認識で間違いありませんね。
ジーナは、キレイで大人の色気たっぷりの誰もが憧れるような女性で、フィオは、年齢はまだ17歳と若いですが、空賊を一喝してしまうような勝気でエネルギッシュな女性です。
ジブリ特有の気の強い女性像がうかがえますよね。
「新作の飛行艇を試乗する」と言って、反対するポルコを押し切った姿や、空賊を言い負かすシーンは本当に強烈でしたよね。汗
2人ともタイプは違いますが、どちらも魅力的で2人ともヒロインにふさわしい存在です。
そんなわけで、紅の豚のヒロインは、ジーナとフィオの2人という見解でした。