今回は、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領について見て行きたいと思います。
なんと彼は大統領になる前は、コメディアンや俳優としてテレビ出演していました。
20年以上の芸歴を誇り、政治歴よりタレントとしての経験の方が長いのです!
そんなゼレンスキー大統領がどんな経緯で大統領になったのかや、プロフィールなどが気になったので調べてみることにしました。
- ゼレンスキー大統領のプロフィールと経歴
- ゼレンスキー大統領のコメデイアン、俳優時代の動画
- ゼレンスキー政権の支持率について
これらについて分かる記事になってます。
ゼレンスキー大統領の身長と体重はいくつ?
新記事『【キエフ発】ウクライナは裏切られた』
NATO加盟各国は、武器弾薬とカネを供与するが部隊は派遣しない…https://t.co/UnpulgqCdG
ゼレンスキー大統領は終始悲痛な表情で話した。=1日、マリンスキー宮殿 撮影:田中龍作= pic.twitter.com/XKH5llJ15B
— 田中龍作 (@tanakaryusaku) February 1, 2022
ゼレンスキー大統領の身長と体重については、コメディアンや俳優として活躍されていたので判明するかと思いましたが、公表されていないようです。
そこで、2019年10月21日に天皇陛下即位礼正殿の儀に合わせて来日したゼレンスキー大統領と安倍元首相の会談が行われた時の画像で比較してみたいと思います。
2人が並んだ姿を見ると、安倍元首相より身長が少し低いことが見てわかりますね。
安倍元首相の当時の首相官邸の公式プロフィールでは、身長175cm、体重70kgとなっていました。
安倍元首相については、177cm~180cm近い疑惑もありますが公式情報を信じましょう。
ということは、ゼレンスキー大統領の身長は175cmよりも低いということになりますね。
次に、安倍元首相よりも背が低い大統領として、ロシアのプーチン大統領とゼレンスキー大統領を比較してみたいと思います。
ロシアのプーチン大統領とウクライナのゼレンスキー大統領 ウクライナ和平、完全停戦で合意 会談にはフランスのマクロン大統領とドイツのメルケル首相が仲介者として立ち会い、4カ国首脳会談の形式をとった。 | 2019/12/10 – 共同通信 https://t.co/YmsmKfN1Df… #ss954 #radiko #tbsradio pic.twitter.com/9178c7KNTX
— 河村書店 (@consaba) December 10, 2019
プーチン大統領の身長は170cm前後となっており、お2人の背格好が良く似ているように思います。
ゼレンスキー大統領の背中がやや丸まっている画像ですが、身長差はさほど感じられないので、ゼレンスキー大統領の身長は170cm前後ではないでしょうか。
ウクライナ人男性の平均身長は176cmとされているので、ゼレンスキー大統領の身長は平均身長よりも少し低くなります。
体重ですが、プーチン大統領の場合、日頃から鍛えていてムキムキな体つきだと知られていることから推定70kgと言われています。
体格の良さはプーチン大統領の方が勝っているので、ゼレンスキー大統領の体重は70kgはないとしてもそれに近い65kg~68kgぐらいはあるのかもしれませんね。
【ゼレンスキー大統領のプロフィールと経歴】俳優・コメディアン時代の動画はこれ!
それにしてもウクライナのゼレンスキー大統領、老けたな
(左が3年ほど前) pic.twitter.com/tH4EyWFiET— TAKETAKA (@T2_taketakaC) January 24, 2022
名前:ウォロディミル・オレクサンドロヴィチ・ゼレンスキー
出身地:ウクライナ
生年月日:1978年1月25日
年齢:44歳(2022年2月現在)
最終学歴:クルィヴィーイ・リーフ国立大学
職業:第6代目ウクライナ大統領、俳優・コメディアン
ゼレンスキー大統領は、1978年1月25日生まれの現在44歳(2022年2月現在)になります。
ソ連の構成国の一つである、ウクライナ中部のクルィヴィーイ・リーフ市にユダヤ系ウクライナ人として生まれました。
ゼレンスキー大統領の父・オレクサンドル・ゼレンスキーは、ドネツク・ソヴィエト貿易研究所(現・ドネツク国立経済貿易大学)のクルィヴィーイ・リーフ校に勤務する研究者で、母親も父親と同じクルィヴィーイ・リーフ校に勤務するエンジニアでした。
幼少期は、父親の仕事の都合でモンゴルにも住んでいた時期があったそうです。
ゼレンスキー大統領は、首都のキエフ国立経済大学のクルィヴィーイ・リーフ校で法学を専攻していましたが、卒業後はコメディアンへの道を選んでいます。
意外にも卒業後の進路は政界ではなかったんですね。
というのも、ゼレンスキー大統領は子ども時代から話芸が達者で、その才能を活かしてソ連時代からの伝統を持つロシアのバラエティー番組『KVN』にウクライナ代表のアマチュア芸人として出演していました。
その当時のコメディアン芸人としてテレビ出演している動画がありました。
↑5人組の後列の真ん中で踊ってマイクパフォーマンスをしているのがゼレンスキー大統領ですね。
また、1997年の当時19歳の時には番組内でコメディ劇団『第95街区』を結成し、台本の制作も手掛けるなど、若くして番組の看板芸人に上りつめています。
大学在学中からコメディアンとして活動していたこともあり、卒業後もコメディアンの道に進んだということですね。
2003年の当時25歳の時には、劇団『第95街区』をコメディ映画・番組・舞台の制作会社へと立て直し、活躍の場を広げています。
そして、2006年の当時28歳の時にイギリスのダンス番組『ストリクトリー・カム・ダンシング』のウクライナ版で本格的なブレイクを果たしました。
ゼレンスキー大統領が出演した時の最大瞬間視聴率は、なんと87.57%だったそうですよ!
とんでもなく人気なコメディアンだったことがわかりますよね。
その後もコメディ映画に出演し、2015年の当時37歳の時には、ゼレンスキー大統領主演のドラマ『国民のしもべ』が放送されました。
За убедительное исполнение главной роли в фильме “Слуга народа” артист Зеленский был утверждён в должности Президента Украины. #Крым #Крымнаш #украина pic.twitter.com/FOgK4j4Wvi
— Остров Крым (@OstrovKrima) April 23, 2019
これがゼレンスキー大統領の運命を大きく変えた作品となりました。
高校の歴史教師がふとした事から素人政治家として大統領に当選し、権謀術数が渦巻く政界と対決する姿をユーモアを交えながら描いた政治風刺的なドラマとなっていて、ウクライナで大流行しました。
まさかの一般人が大統領へと転身を果たす物語だったのです。
大統領就任式のシーンでは、視聴者の心を打つ名演説が飛び出しました。
「今これだけは分かります。後になって子どもたち、両親、そして皆様。
全ての目を見て 恥じることのない行動をしなければならない。
私ゴロボロディコ・バシル・ペトロビッチは、ウクライナ最高の職務である大統領に就任しました。全力でその責務を果たすことを誓います。」引用:『国民のしもべ』より
大統領になった主人公が不正や汚職にまみれた政治家達と戦い、次々と国を改革していくストーリーは、国民のあいだで話題になり、ドラマは瞬く間にウクライナで人気の番組となりました。
ドラマ『国民のしもべ』は2016年に映画版「国民の僕 第2部」が放送され、ゼレンスキー大統領はウクライナ映画賞に主演男優賞にノミネートされています。
その後もシーズン2、ジーンズ3とシーズン化されており、ゼレンスキー大統領の俳優としての人気がうかがえますよね。
第3シーズンでは、主人公が大統領から失脚するも、見事に返り咲くというエピソードで、2019年3月28日に最終回を迎えています。
このドラマの影響もあり、国民の間ではドラマと現実を重ね合わせて、ゼレンスキー大統領が現実の大統領選挙へ出馬を期待する動きが起きました。
その国民の期待に応えたゼレンスキー大統領は、2018年に翌年2019年の大統領選出馬の声明を発表。
2019年のウクライナ大統領選挙には無所属候補で出馬し、『第95街区』のメンバーたちとドラマのタイトルでもある『国民のしもべ』という政党を立ち上げ、決選投票では得票率73%という圧倒的な得票率で大統領に当選しました!
ドラマの清廉潔白なイメージが功を奏したのですね。
ゼレンスキー大統領が本物の大統領になったきっかけというのは、ウクライナの国民だったということです。
普通では考えられないような奇跡的な出来事ですね!
ゼレンスキー大統領の政権の支持率は?
まるでドラマのような大統領選で、ゼレンスキー大統領は決選投票で70%以上を得票し、第6代目となるウクライナ大統領に就任しました。
【ウクライナ大統領、初来日へ】
ウクライナのゼレンスキー大統領が、10月の天皇陛下の「即位礼正殿の儀」に合わせ、就任後初めて来日する方向で検討していることが、分かりました。
詳しくはこちら⇒https://t.co/GixvfXGJjd
(写真はAFP時事) pic.twitter.com/tTF3mfonHf
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) August 13, 2019
任期は2024年までの5年間となっていますが、どうやら支持率が低迷しているようです。
就任してから半年後の2020年2月27日の世論調査結果では、支持率が47%に低下したことを発表しています。
就任直後、ドラマ同様に政治経験のないゼレンスキー大統領が掲げたのは、当時、東部ドンバス地方で続く、親ロシア派武装勢力との紛争の終結や汚職の撲滅などの目標を掲げていましたが、和平交渉は停滞していると報じられています。
また、2020年1月にはオレクシー・ホンチャルク首相がゼレンスキー大統領を批判したとされる音声データが拡散し、波紋を呼ぶなどのスキャンダルが判明。
そういった背景から支持率が低迷したようです。
2021年5月20日で大統領就任から2年を迎えましたが、政権は持ち直すこともなく、スキャンダルを機に側近の離反が相次ぎ、当初掲げていた目標に対しても成果を出せずに支持率がさらに低迷。
現在の支持率は21、6%(レイティング調べ)と過去最低水準になっています。
ドラマのように上手くいかず、現実はやはり厳しいということなのでしょうか。
ウクライナの国民も最初の期待が大き過ぎたのかもしれませんね。
現在のゼレンスキー政権の人気は、支持率を見る限り当初と比べものにならないくらい下がっています。
しかし、現状では任期を終えるまであと半分残っています。
窮地に立たされた今、これからのゼレンスキー大統領の動きが注目されますね。
2022年は江原啓之さんが”亀裂が生じる”と予言してました。当たってしまいましたね…。
詳しくはこちらでまとめています。
江原啓之の2022年の予言内容の”亀裂”とはどんな年?地震はどうなる?