ロシア軍から爆撃を受け、ウクライナは甚大な被害を被っています。
ゼレンスキー大統領はアメリカから亡命を持ちかけられたと報道されていますが、その誘いを断り、首都キエフに留まって「国を守るために戦う」と宣言しました。
現在は、他国にも応援要請を呼びかけています。
そこで気になったのですが、現在ゼレンスキー大統領はどこに避難しているんでしょうか?
ウクライナの核シェルター事情も気になりました。
そこで今回は…
- ゼレンスキー大統領の居場所(隠れ場所)
- ウクライナの核シェルター事情
- 世界の核シェルター普及率
これらについてまとめていきます。
目次
ゼレンスキー大統領の居場所はどこに隠れてる?
ウクライナのゼレンスキー大統領は「ロシアにいる」など、すでにキエフを離れているといった情報がロシア国内で出ているようですが、これにはロシア側がウクライナの士気をくじくために嘘の情報を流しているとみられています。
こういったロシア側の情報に市民が惑わされないためにも、ゼレンスキー大統領はキエフ市内をバックにしてメッセージを発信しています。
「優しいベラルーシに戻って」 ゼレンスキー大統領が国民に訴えhttps://t.co/AIGirEckqZ
「あなた方が何者か、決めるのはあなた方です。ロシアにならないで」
ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアの侵攻に協力しているとされるベラルーシの国民に向けたビデオメッセージを公開しました。 pic.twitter.com/Pd4uynuqdi
— 朝日新聞デジタル (@asahicom) February 27, 2022
ゼレンスキー大統領が大統領府の前や、観光名所のゴロデツキー・ハウスの前での自撮り動画が確認されていることから、場所を転々と変えているものの首都キエフにいることは間違いないと思われます。
大統領の側近が撮影カメラに向けて、日付と時間が映っているスマホ画面を映しており、配信当日に撮影したものだと思います。
ゼレンスキー大統領は現在の居場所について、
「職務を遂行するのに必要なスタッフと共に政府施設に残っている」
そう明かしていることから、キエフにある政府施設にいるということなのでしょう。
キエフのペチェルスキー地区には、ゼレンスキー大統領が撮影していた大統領府やゴロデツキー・ハウスなどの政府施設や、多くの行政、教育、研究、文化機関や観光地が集まっています。
バンクストリートなど多くの重要な通りも存在していて、こういったところには核シェルターのような避難場所が存在しているのではないかと予想できます。
よって、ゼレンスキー大統領はウクライナの首都キエフのペチェルスキー地区にいると思われます。
2022年は江原啓之さんが”亀裂が生じる”と予言してました。当たってしまいましたね…。
詳しくはこちらでまとめています。
江原啓之の2022年の予言内容の”亀裂”とはどんな年?地震はどうなる?
ウクライナの核シェルターはどこにある?
2022年2月27日に『X JAPAN』のYOSHIKIさんが自身のTwitterで、ウクライナの友人と話し、「現在その友人は地下のシェルターにいる模様だ」と投稿しました。
今、ウクライナの友達と話した。
爆弾を避けるために地下のシェルターにいる模様。
心が痛む。
戦争を正当化できるものなんてないと思う。
みんなの無事を祈ってる。#YOSHIKI #RussiaUkraineWar #russia #ukraine #PeaceNotWar#NothingCanJustifyWar #ロシア #ウクライナ— Yoshiki (@YoshikiOfficial) February 27, 2022
日本では核シェルターというのはあまり聞かないと思いますし、考えたこともない人が多いかと思います。
現に、2014年時点で核シェルターの国内普及率は0.02%だそうです。
この数字を見ると、日本は本当に平和な国なんだと気付かされますよね。
ウクライナ在住のYOSHIKIさんの友人は、おそらく一般人かアーティスト関係など、政府関係者ではない人物だと思われます。
キエフではこのように政府関係者でなくとも、一般市民が誰でもすぐに避難できるように、市内だけでも数千ヶ所もの地下シェルターが作られているそうです。
これらは冷戦時代に建造されたとのことです。
核シェルターに5年間暮らし続ける人たちに、中を案内してもらった。
ここはウクライナ東部、親ロシア派の支配地域。化学兵器の攻撃を受けた際、空気清浄機能が備わっている旧ソビエト式の設備が。
他の地下シェルターとも連絡がとれる通信網も。
入り口は二重扉。銀行の金庫の扉かのように頑強。 pic.twitter.com/NgZwaq8uIS
— Azumi Kuroiwa 黒岩亜純 (@AzumiKuroiwa) March 13, 2019
ウクライナ政府は今回のロシアの核攻撃に備え、キエフにある地下シェルターの位置をグーグルマップ上で公表し市民に知らせていました。
キエフだけでも数千ヶ所の地下シェルターが存在するのであれば、ウクライナ各地に地下シェルターが存在しているのではないでしょうか。
大統領府や政府施設には当たり前のように核シェルターが備わっていて、大統領専用の核シェルターがあることは間違いなさそうです。
やはり、ゼレンスキー大統領は大統領府のある地下の核シェルターを隠れ家としているのでしょう。
世界の核シェルター事情と普及率は?
先ほど、日本の核シェルター事情について少し触れましたが、世界の軍事力ランキングで上位3位までの国である、アメリカ・ロシア・中国の核シェルター事情はどうなっているんでしょうか?
核シェルター比率
日本は直ぐに崩壊、対米従属の末路 pic.twitter.com/0CGquZIlmz— ESPRIMO@ 江戸時代に戻ろう! Back to The Edo (@ESPRIMO7) February 27, 2022
アメリカの核シェルターの普及率
まずは最初にアメリカですが、アメリカの核シェルターの普及率は2014年時点で82%になります。
日本よりも普及率は圧倒的に多いですね。
また、アメリカではアメリカ軍の防空壕や弾薬庫を改造して、堅固な核シェルターを販売している会社もあることから普及率が高くなってます。
核爆発による爆風、被曝を防ぐ役割の核シェルターはスイスでは100%、アメリカでは82%、日本では0.02%普及しており、日本は防衛に対しての関心が低いと言われている。値段は4人収容できるもので約300万円である。 pic.twitter.com/SFv6fDWZUZ
— 世界の裏側 (@sinzitu_2) December 6, 2021
他にも”アメリカ政府が政治機能を保存するための極秘巨大核シェルターを建造していた”などという噂も浮上しており、アメリカには一般市民にはわからない政府専用の核シェルターが存在するのかもしれません。
ロシアの核シェルターの普及率
次にロシアですが、ロシアの核シェルターの普及率は2014年時点で78%になります。
ロシアは冷戦時代の経験から、100%に近いぐらい普及しているのかと思っていましたが、アメリカよりも普及率が低い結果となりました。
両国とも冷戦時代にいくつもの核シェルターの建造がされたとされています。
ロシアの核シェルターは、すべて国家によって建設・設置がされていて、大工場や行政機関の建物の地下、地下鉄の駅に作られており、それぞれの核シェルターが100~1000人もの人数を収容できるほどの広さだそうです。
発着する列車は大変大変古いものだそう。騒音も相当ですが、走っている最中に扉が開くこともあるので、寄りかかるのは禁止です笑
ロシアの地下鉄駅の深さは世界一で、有事には核シェルターにもなるのだとか。ホームだけでなく駅も宮殿のように美しいです。 pic.twitter.com/YiBIWH5Bba— 抄夏 (@brick_and_berry) September 19, 2018
さらには、当時最新の冷却システム、化学兵器や生物兵器などの煙から人々を守るフィルターまでも備えていたほどで、今でも核シェルターとしての機能は失っていません。
中国の核シェルターの普及率
中国の核シェルターについてですが、中国でも冷戦時代に核兵器に備えて、爆弾の爆発に耐えられるシェルター付きアパートが中国都市部の地下に建設されました。
調べてみたところ、核シェルターの普及率は公表されておらず不明でしたが、北京だけでも約1万の地下シェルターがあると言われているので、日本よりはだいぶ普及率は高いようですね。
中国では、その当時作った地下シェルターの役割は終えたということで、現在は民間に居住地として貸し出しをしています。
その多くが地方から出てきた学生たちや移民の労働者たちで、今もなお地下シェルターで生活しているそうです。
地下シェルターで普通に生活していると聞いて驚きました!日本では考えられませんよね…。
ですが、地下シェルターとして数ヶ月暮らせるように作られただけなので、電気や配管、下水設備はあっても換気装置がないので、カビ臭かったり、共同で使う台所やトイレなどはかなり不衛生だそうです。
長期間生活するにはかなり厳しそうですね。
各国の核シェルター事情についてご紹介しましたが、各国のお国柄が見えたように感じました。
ロシアの核シェルターは、世界各国の中でも完璧な作りなのではないでしょうか。