虹色のチョークの大森広翔は実在する?モデルや元ネタの会社は?

虹色のチョークの大森広翔

《本記事はプロモーションが含まれています。》

▼ドラマの原作本『虹色のチョーク』はこちら▼

2023年の24時間テレビで放送されるドラマ『虹色のチョーク』は、なにわ男子の道枝俊佑さんが主演を務めます。

何もしたいことが見つからない大森広翔が父親のチョーク会社で働くことになり、そこで障がいのある従業員と衝突しながら、会社を存続させるために力を尽くしていく物語です。

 

今回のドラマは実話ですが、道枝くんが演じる「大森広翔」という人物も実在するのでしょうか?

大森広翔に障がいがあるのか気になりました。

そこで今回は、

  • 大森広翔は実在するのか
  • 大森広翔に障がいはあるか
  • 虹色のチョークの元ネタ

これらについてまとめました。

 

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【虹色のチョーク】大森広翔は実在する?モデルとなった人物は誰?

ドラマ『虹色のチョーク』の主役・大森広翔は実在の人物ではありません

ドラマは小説『虹色のチョーク』が原作となっていますが、こちらにも大森広翔は登場しません。

よって、大森広翔はドラマのオリジナルキャラになります。

 

「大森広翔」は実在しませんが、ドラマのモデルとなったのは日本理化学工業株式会社の大山隆久社長です。

大山隆久(虹色のチョークの大森広翔のモデル)

Ⓒ日本テレビ

チョーク製造会社の日本理化学工業は1937年に初代・大山要蔵社長が設立し、二代目・大山はな社長、三代目・大山泰弘社長へと経営が受け継がれました。

障がい者雇用が始まったのは、1944年の三代目・大山泰弘社長の頃、近くの養護学校の先生から依頼を受けて2人の生徒を採用したことがきっかけとなりました。

 

当時、アメリカの大学院に通っていた大山隆久さんは、父親から電話で日本に呼び戻されて会社に入ることになります。

1996年に大山隆久さんの入社から間もなくして、チョーク市場の拡小や下請け業務の不振によって会社は経営危機に陥りました。

チョーク業界が切迫の度を高めていること、会社の経営が安穏でいられない状況となったのです。

会社の経営に加わり決算状況をみると、”チョークの品質や生産性を上げるために健常者の雇用を増やして、製造をコンピュータ管理にした方がいい。”という話になり、何度も父の泰弘社長と話し合いを重ねたそうです。

円滑に業務を進めるためには健常者の力も必要だと考えました。

障がい者雇用を続けるかの話し合いはドラマでも見られましたよね。

 

しかし、それから1年後に大山隆久さんは障がい者雇用を継続することを決めます。

きっかけとなったのは、障がい者の方と社員旅行に行って親睦を深めたり、チョークの製造ラインを手伝ううちに彼らのひたむきに働く姿に心打たれたからです。

「会社の大切な労働力であり、職場になくてはならないパーソナリティーだ」と感謝の気持ちが芽生えたと語っていました。

 

そして四代目・大山隆久社長の快進撃が始まります。

新商品として開発された『キットパス』の営業展開が推し進められました。

くまきちくん
ドラマでも出てきたキットパスだよね。
パン子さん
窓ガラスに描いて消せる魔法のクレヨン!

ドラマにもあったように、チョーク需要が減って傾きかけた会社をキットパス開発によって立て直した。という実話を基に描かれているんですね。

 

父の代で障がい者雇用を始めて日本でのチョークシェア7割の会社に成長させ、

息子の代でキットパスの普及を成功させ、下請け業務からの脱却を図った。

会社の成功の裏には障がいを持つ従業員とのコミュニケーションが欠かせなかったそうです。

 

ちなみに父・彰男は、日本理化学工業の会長・大山泰弘さんがモデルになっています。

日本で本格的に知的障がい者の雇用を始めた、障がい者雇用の第一人者です。

「働く幸せの実現」を目標に走り続けた経営社界隈のカリスマ的存在として、カンブリア宮殿など多くの番組に出演されています。

 

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【虹色のチョーク】のモデルや元ネタは?

ドラマ『虹色のチョーク』は、小松成美さんの著書『虹色のチョーク』が原作となっています。

こちらはチョーク製造会社『日本理化学工業株式会社』の大山泰弘元会長が始めた障がい者雇用の苦労や、大山隆久社長などの生い立ちについて描かれた作品です。

本に書かれた内容はノンフィクションの実話になってます。

 

ドラマで登場する大日本チョーク株式会社は、神奈川県に本社を構える日本理化学工業株式会社がモデルとなっています。

日本理化学工業はチョークをはじめとする文房具や事務用品の製造販売をしている会社です。

1960年に初めて知的障がい者の雇用を始めて以来、全社員91名の7割にあたる66名が障がいのある社員です。

その全ラインのほとんどの作業を障がい者の方が担っているそうです。

パン子さん
ドラマのチョークを作る工程や、道枝くんがチョークの粉を被るシーンに本当の社員さんが出演したんだって!

 

本には、障がい者雇用を始めたきっかけや、大山隆久さんがアメリカ留学から呼び戻された理由、障がいのある従業員を支えた姉・真里さんの話など、会社の話だけでなく大山家の実話も掲載されていました。

大森広翔は障がい者なの?

ドラマのストーリーを理解するうえで知っておきたいのが、主役の大森広翔に障がいがあるのかどうかです。

今回のドラマでは、どういう設定なのでしょうか?

 

結論、大森広翔は健常者です。

なぜなら『虹色のチョーク』のモデルとなった、日本理化学工業の大山隆久社長は健常者だからです。

 

またドラマの中でこんなやり取りが見られました。

チョーク会社に入社した広翔は、作業の合間に下請けの仕事に取り組む従業員の姿を見て、会社が倒産寸前の危機にあることを知ります。

チョークだけじゃ経営が成り立っていない事実を目の当たりにし、父親と障がい者雇用をめぐって衝突します。

広翔は父・彰男に詰め寄り、こんなセリフを口にします。

「会社がやばいって時に、障がい者じゃ戦力にならない!」

引用:24時間テレビ『虹色のチョーク』より

このセリフを聞く限り、大森広翔は健常者だと分かります。

その後、大森広翔は障がい者が暮らすグループホームへ訪れ、障がいのある方への理解を深めていく姿がドラマで描かれていきます。

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