今回は、2021年9月1日に発売されたアニメ『東京リベンジャーズ』DVD第4巻の特典として付属しているブックレットの漫画の内容と感想を織り交ぜながらご紹介してきたいと思います。
パーちん&ペーやんと言えば、東京卍會の参番隊隊長&副隊長コンビですよね。(当初)
ペーやんはパーちんに絶大な信頼を寄せていて、愛美愛主との抗争でパーちんが警察に捕まった時には、ペーやんは東京卍會を裏切ってパーちんを助けようとしたこともありました。
2人はなぜそこまで深い絆で結ばれているんしょうか?
東京卍会でも重要ポストに任命されていた彼らはどうやって出会ったのか気になりますね。
東リベのブックレット4巻に掲載された番外編6の漫画に、そんなパーちんとペーやんの出会いが描かれていました。
そこで今回は、番外編⑥のあらすじを見て行きたいと思います。
目次
【東京リベンジャーズ】ブックレット4巻のネタバレとあらすじ内容のまとめ!
ブックレットに第4巻に収録された内容はこちらです。
- 描き下ろし特別番外編⑥ P5~20
- キャストインタビュー
《溝中座談会》 P22~33
《三ツ谷隆役 松岡禎丞》 P34~39
《半間修二役 江口拓也》 P40~45 - スタッフインタビュー
《メカ・プロップデザイン 福島秀機》 P48~53
《編集 長谷川舞》 P54~59 - キャラクター設定 P62~65
番外編⑥『Take a dare』パーちんとペーやんの出会い
※『Take a dare』とは、あえてという意味。
林田春樹(パーちん)12歳、林良平(ペーやん)12歳の頃の話です。
ペーやんが暮らす団地にパーちんが棲みついていました。
ペーやんの家では、井戸端会議に花を咲かせる母親たちのしゃべり声や、回覧板を届けに来た人の声でにぎやかでした。
そんな中、何も気にせずグーグー眠りこけるパーちん。
「良平ー!!ちょっとビール買ってきて!!」と母親からお願いされるも、ペーやんは漫画を読みながら「うっせ!こっちも忙しいんだよ!」と叫びました。
ペーやんは呆れた表情を浮かべながら、パーちんにいつまでウチに棲みつくつもりなのか尋ねると、パーちんは「いーんだよ!オレはペーやんの兄貴分だもん 林家の長男って事じゃん!」と開き直ります。
しかしペーやんは、団地の下で執事の服部さんが車を降りてずっと待っているのが気になっていました。
パーちんはお金持ちな良家育ちのお坊ちゃまなのです。
どういうわけかパーちんは、父親とは絶交して林田家には戻らないと決めて、ペーやんの家庭で生きていくことに決めたようでした。
そんなパーちんとペーやんの出会いは保育園の頃でした。
当時、保育園で同い年のリーダー格だった ”反則のもりユミ” と呼ばれているガタイの良い女の子にケンカで0勝20敗という連敗を喫していました。
もりユミに「負けたらパンツアタマの刑な」と屈辱的な言葉を浴びせられて涙ぐむ、幼きペーやん。
そんな弱ったペーやんを守りに来たのがパーちんです。
「ちょっと待てよ!!!オマエは噛みついたり引っかいたりズリぃんだよ!!反則だぞ!!」
と、反則を犯しまくる もりユミに食い下がる姿がヒーローに見えました。
行くぞ!と二人がかりでもりユミに立ち向かいましたが、結果は大惨敗。
2人は頭にハーフパンツ被らされて大泣きするという醜態をさらすことに…。
それから幾度とパーちん&ペーやんでもりユミに立ち向かうものの連敗を重ねるばかり。
そんなある日、またしてももりユミに闘いを挑みに行ったところ、保育園のドアの向こうには『おわかれのかい』が看板が掲示されていました。
もりユミは引っ越しするため、今日でお別れすることになったのです。
「どうゆう事だよ もりユミ!」「勝ち逃げは大反則で地獄行きだぞ!?」と問い詰めると、いつもの強面で「いつか絶対また勝負してやるから そん時まで負けんなよ!!」そう言い放ちました。
すると次の瞬間に「みんなとお別れしたくないよママあ」と初めて泣き崩れるもりユミがいました。
いくら最強の もりユミでも、お友達との別れは正直言ってツラいものですよね…。
もりユミと交わした約束を守るために、パーちんとペーやんは”もう絶対にケンカで負けない”と強く心に誓うのでした。
それから2人は毎日ケンカに明け暮れる日々を送り、勉強なんてろくにしませんでした。
テストで0点や20点などは当たり前で「お母ちゃんにグチられる…」と落ち込むペーやんに、「めっちゃ勉強したのに…」と暗くなるパーちん。
「パーちんの頭はミジンコだかんな」「え?何?ミジンコって エジソンみたいなモン?」「そーそー」「褒めんなよ」といういつもやり取りが。
この下りは小学生の頃からお馴染みだったんですね。何も変わらない2人になぜか安心しました。
《中学校へ入学》パーちん&ペーやんとマイキーとの出会い
毎日ケンカ三昧の日々を送ってきたパーちんとペーやんは中学校へ進学する頃には、代々木の”W林(ダブリン) ”と呼ばれ、地元界隈で恐れられるようになっていました。
道を歩けばヤンキーに頭を下げられ挨拶されるような存在へと成長。
ペーやんは中学校への通学は、お金持ちのパーちんの家の送迎車に送ってもらうこともありました。
車を運転するのは執事の服部さんです。
ペーやんは保育園からケンカで負けたことがないパーちんのことを誇りに思っていました。
でも近頃パーちんが元気がないことが気になって、服部さんに尋ねてみるとケンカで無敗のパーちんがケンカで負けたことを聞きました。
そのケンカで負けた相手は、渋谷界隈で有名な不良で”無敵”の肩書を持つ人物だと言います。
あの強いパーちんが負けるなんて…と、ただただ驚くペーやん。
パーちんはケンカに負けたことが悔しくて、相手がいる中学校にまで乗り込んでいました。
校舎に向かって「佐野万次郎!!」と叫ぶパーちん。
「なんだよ…またオマエかよ。」と、ビーサンで現れたマイキーは勝負を挑まれてダルそうです。
後ろからドラケンが「マイキーに一度負けたのに挑戦するバカ初めて見た」と笑っています。
「メンドクセェなぁ…もう諦めろよ?」「絶ッ対ェ負けねぇ」と食い下がるパーちん。
しかし次の瞬間、鼻血を出して地面に倒れ込むパーちんの姿がありました。
「根性は認めるから今度は遊びに来い!」「おもれぇ奴!」と言い残されて、負けたパーちんは屈辱の表情を浮かべていました。
保育園の時に”絶対に負けない”と約束したのに負けてしまった…と涙ぐんでいると、ある女子生徒がパーちんに話しかけました。
「相変わらず弱っちーね」
パーちんは何のことか分からず佇んでいると、「”負けたらパンツアタマの刑な”ってよく喧嘩したね」「ペーやんも元気してる?」
そこには保育園の時にジャイアンのように強かった もりユミがいたのです!
その日の夕方。
ペーやんは「元気ないことをちゃんと相談しろよ」とパーちんに詰め寄りました。
するとパーちんの横には知らない女子が。
「ってゆーか誰だその女子?」「それがよー」とニコニコ笑うパーちん。
もりユミは2人に忘れられてプクッと膨れていました。
それよりもペーやんはパーちんが元気になっていることが気になったようです。
パーちんから事の一部始終を聞くと「無敵のマイキーだと!?そんな楽しそうなイベント オレも呼べよ!!」と叫びました。
「オレにも会わせろ!!」とふたたびマイキーの元へ向かいましたが、ペーやんもマイキーに惨敗してしまいます。
このケンカを機に、マイキーとパーちん・ペーやんの3人は生涯の友となったのでした。
※とくにもりユミについて掘り下げることはなく、もりユミの出番はここで終了。
そういえば東京リベンジャーズの創設メンバーは以下の6人ですが…
- マイキー
- ドラケン
- 馬地
- 三ツ谷
- パーちん
- 一虎
今回の番外編を読むと、なぜペーやんがこの中に入っていないのか気になりました。
パーちんもペーやんも昔から今と変わらずの性格だったんですね。年齢を重ねてもブレていないのが凄いと思いました。
※次の話はこちら👉東京リベンジャーズのブックレット5巻のネタバレ