東京リベンジャーズの7巻では、羽宮一虎の幼少期の回想シーンが登場しますが、母親とのやり取りの中で「お父さんかお母さんのどっちの味方をするのか?」という問いかけがありましたね。
父親の振り上げる拳を見て、母親が泣いて怯えるシーンもあったりと、ただならぬ家庭環境だったことがうかがえます。
そこで今回は、いまだ謎の多い羽宮一虎の過去について見ていこうと思います。
- 羽宮一虎の幼少期(過去)の家庭環境について
- 母親はどんな人なのか
- 父親はどんな人なのか
それぞれの顔画像もあわせて確認していきましょう。
【羽宮一虎の幼少期(過去)の画像】グレたきっかけは?
羽宮一虎は両親が離婚してから、友人たちと夜の街を遊び歩くようになっていました。
母に誕生日を忘れ去られた一虎は、家の金を持ち出し、友人たちとカラオケやゲーセンを徘徊していました。
しかし、この仲間達は一虎のことを金ヅルとして扱い、カラオケ代もゲーセンのお金も一虎から巻き上げているのでした。
ゲーセンで友人に突き飛ばされてよろけたところ、馬地が遊んでいたゲームのコードを踏んで電源が抜けてしまいました。
ゲームを中断されて気分を害した馬地は友人に殴りかかると、それを一虎が止めたのです。
金ヅルにされているのに友人のことを守った一虎。
そこでさらに火が付き、馬地と殴り合いのケンカになります。
外に出てケンカをし続けていると、馬地に「友達のために体はれる奴はキライじゃねぇよ」と認められて、2人は友達になることに。
一虎が体を張って守った友人達は逃げてしまい、その腹いせに夜の街を暴れ回るのですが、そこであの伝説の馬地と共に車を燃やすシーンが登場します。
小学生で車を燃やすという発想ができることに絶句してしまいましたが、その詳細はブックレット1巻のあらすじ記事でご紹介しています。
👉東京リベンジャーズのブックレット1巻の内容まとめ!一虎と馬地の出会い
一虎にとって、この日が本格的な不良デビューとなったのです。
【画像】羽宮一虎の母親は離婚してシングルマザーで一虎を育てた
羽宮一虎の母親が漫画ではじめて登場したのは、コミック7巻の第55話です。
母親が小学生の一虎に「オマエはお父さんの味方?それともお母さんの味方?」と問いただす場面が回想シーンとして描かれています。
その後に一虎の両親は離婚し、一虎は母親に引き取られて母子家庭で育ちました。
母親は一虎の誕生日を忘れるほど忙しく働き、自宅のリビングでは、持ち込み仕事があるのかパソコンを開いて何かの作業をしています。
一虎が「母さん」「今日何の日か分かる?」と話しかけても「…うん」と空返事をして、あまり話を聞いていないようでした。
夕方に一虎が小学校から帰宅すると、ダイニングテーブルには「遅くなります」という手紙を残して、夕飯のお弁当が置かれていました。
このように女手ひとつで一虎を育てるために、仕事を掛け持ちするなどして頑張っていたようです。
離婚後に久しぶりに父親に会った一虎は、首のタトゥーを見られ「母さんは何も言わないのか?」と問いかけられました。
この時、一虎は中学1年生です。
この発言から分かるように、中学生の頃にはすでに一虎は母親の手に負えない存在になっており、母親も多忙で子育てに関して放任主義になっていたようです。
離婚する前は、母親は泣きながら夫からの暴力に耐えていました。
幼い一虎が当時について、このようにモノローグで語っています。
幼い頃の記憶はあまりない
覚えているのは振り上げられた拳とー
怯える母の顔だけだ
お母さんは一虎のために、一生懸命に生きていたんですね。
一虎は瞳や眉毛の形など、お母さん似なのかもしれません。
【画像】羽宮一虎の父親が原因で家庭環境が複雑だった
羽宮一虎の父親がはじめて登場したのは、『東京リベンジャーズ』DVD2巻の付録のブックレットでした。
父親は、白いワイシャツにネクタイを締めて、黒ぶちメガネをかけた一見真面目そうな男性です。
冷酷な視線だったり、端整な顔立ちは父親譲りのようにも見えます。
外見から予測すると、この当時の父親の年齢は30代後半くらいでしょうか?(40代はいってなさそう)
街中でばったり会ったときに、黒髪にスーツをパリッと着こなしていたので、お堅い仕事をしているのかもしれません。
夕方にビジネスカバンを持ち歩き、一虎を自宅へ連れ帰ろうとしたところを見ると、定時頃に終わる仕事っぽいですね?
家庭では、羽宮一虎のことをアリを見るような目で見下し、家族に暴力を振るっていました。
妻子に怪我を負わせるだけではなく、家具や電化製品にも当たり散らし、部屋の中は荒れまくっていました。
いつも偉そうに人を見下す人だったのです。
一虎と母親に向けられた冷たい目は、どこか感情を失った一虎に似ている気がしました…。
物に当たるなどの暴力をはたらく男性は、もともとプライドが高い人が多く、妻よりも優位に立つことで自分の存在意義や価値などを見いだす傾向があると言われています。
私生活で存在意義を認めてもらえなかったりすると、物に当たったり、暴力によって自分を強く見せようとする心理がはたらくそうです。
こうした家族への冷たさを見ると、父親はとても危険な男性だったことが分かりますね。
羽宮一虎が街中で父親とばったり会ったときに、一虎が「久しぶり」と話していたので、父母の離婚後は顔を合わせていなかったようです。
一虎の怯えた表情を見ると、家族に暴力をふるう父親に対して、常に恐怖のイメージが植え付けられているのが分かります。
首にタトゥーを入れて不良になった一虎を見て、本当に自分の子なのか疑ったりと猜疑心に苛まれる父の姿も垣間見れました。
父親については、こちらの記事で詳しく書いています。