『風の谷のナウシカ』の作中で流れる『♪らんらんららららんらんらん…』という楽曲は、超有名な曲で誰しもが一度は耳にしたことがあるんじゃないでしょうか。

あの挿入歌は何ていう曲なんでしょうか?
ひたすら「らんらんらら…」と歌っていますが、次に続く歌詞があるのか気になります。
そこで今回は『らんらんららららん』の歌詞、曲名、歌手について調べました。
また「曲調が怖い」と噂になっているので、世間の声をまとめてみました。
目次
『らんらんらららんらんらん…』の曲名は『ナウシカ・レクイエム』
【風の谷のナウシカのサウンドトラック~はるかな地へ…】の12曲目に収録されています。
さらにサントラ8曲目の『王蟲の交流』も同じ曲になっており、女の子が「♪ランランラララ~」と歌ってます。
次に『ナウシカ・レクイエム』が流れた場面を確認していきましょう。
作中で流れるシーン①王蟲の巣へ訪れたとき
作中で『ナウシカ・レクイエム』が流れたシーンは、物語の中盤頃です。
ナウシカが人質とともにペジテに向かう最中に、ペジテ軍のガンシップから攻撃を受けた時のこと。
ナウシカがクシャナ姫と人質を救出し、腐海に逃げ込むと、そこは王蟲の巣でした。
ナウシカが触手攻めにw pic.twitter.com/ijaNLre2
— めいにゃん姫☆今年はずっと死亡 (@renrenmei02) May 11, 2012
決して巣を荒らしているわけじゃないよ…と、王蟲に謝るシーンで『ナウシカ・レクイエム』が流れました。
作中で流れるシーン②ナウシカの幼少期の回想シーン
他にも、ナウシカの幼少期に王蟲の子をかばう回想シーンでも曲が流れています。(小さい子の歌声ではないですが)
ナウシカの回想シーンって大人たちが手を伸ばすカットだけ全員素手なんだな。誰も手袋をつけてない(王蟲の子を取り上げるカットは手袋)。 pic.twitter.com/ccMY1jdtVJ
— 水槽 (@sui_so1) January 22, 2017
作中で流れるシーン③ラストに王蟲に包まれる場面
ラストのシーンでナウシカが王蟲の黄金の触手に包まれるシーンでも、『ナウシカ・レクイエム』が流れています。
#一番印象に残ったアニメのシーン
ナウシカが王蟲の黄金に光る触手を歩くシーンが子供の頃からずっと印象的でした pic.twitter.com/y49HzWLkaT— ZERA (@ZERA67450P) February 20, 2021
王蟲が現れるときに挿入歌として流れていることが分かります。
『らんらんらららんらんらん…』の曲が怖くてホラー!(風の谷のナウシカ)
風の谷のナウシカで流れる『らんらんららららん…』の曲が、独特な曲調で「怖い」と噂されています。


実際に楽曲を聞いた人はどう思ったのかネットの声に注目してみました。
すると、やはり曲に怖いイメージを持つ人がたくさんいました。
ウクレレで 風の谷のナウシカ/ナウシカ・レクイエムを弾き語りしてたら両親から怖いからやめろって言われました。
— kanakana (@kanakan06888543) August 26, 2014
バスの中で誰かが不意にナウシカ・レクイエム歌い始めた。怖い。
— やちまたろろろ@低速移動中 (@yachimatarololo) June 19, 2011
健康診断来てるけど、なんか院内にナウシカのレクイエムが流れてて地味に怖いのですが。
— 結城真@社内秘 (@shinokiwa) May 17, 2021
たまに夜中にナウシカ・レクイエムを暗闇の中で口ずさむととても怖い
— うき (@uki_nico523) June 22, 2021
宿泊先のホテルのレストランで泣かれてるのがナウシカのレクイエムでちょっと怖い(笑)
— あゆむ🍓天使に恋涙中🍓 (@tktk2451love) March 12, 2015
着信音、風の谷のナウシカのレクイエムにしたら…夜中に着信きた時にめっちゃ怖い…。
— もこ林 とに子🧸10m🍼 (@Liens19) March 1, 2017
案外、街中でもナウシカ・レクイエムが流れているんですね。


曲を聴いてから、怖くて眠れなくなった人もいました。
ナウシカ・レクイエムは怖いんだよなぁ。当時聴いて眠れなくなったもんだから未だにちょっと怖い。なんか、ちょっと黄泉の世界な感じしません?私だけか?まずナウシカはオームっていうんですか?あのニョロニョロが怖くてマトモに見たことなかったりするんだけど(´=ω=)
— かまぼこ (@ran0209sasu0112) July 17, 2013
なかでも、子どもの頃は何とも思わなかったのに、大人になってから聴くとビックリするくらい怖くなった。という意見が不思議と多く見られました。

その要因の一つとして、『ナウシカ・レクイエム』は、一昔前のホラー番組の定番曲だったので、怖いイメージが定着しているのではないかと考えられます。
風の谷のナウシカは1984年に上映された映画です。
2023年時点で間もなく40周年になりますね。
子どもの頃にナウシカを見た世代は30代~50代が多いと思うんですけど、その世代は子どもの頃にホラーブームの影響でオカルト番組がよく放送されていた時代でした。
そのため…
みたいな印象があるのかもしれないです。
そもそも『ナウシカ・レクイエム』という曲名についてですが、
レクイエムとは、ラテン語で「Requiem」と書き「安息を」という意味の言葉。
日本語訳すると「鎮魂曲」もしくは「死者のためのミサ」という意味の言葉でもあります。
キリスト教の儀式の中では入祭唱というものがあり、そこで死者に哀悼の意を示す言葉が読み上げられるそうです。
そのセリフがこちら。
Requiem aeternam dona eis, Domine,
Et lux perpetua luceat eis.訳:主よ、彼らに永遠の安息を与えてください。
そして永遠の光が彼らを照らしますように。
この入祭唱の始めの単語「requiem」(レクイエム)が、風の谷のナウシカの楽曲のタイトルにそのまま使われているというわけです。

宮崎駿監督は、風の谷のナウシカのストーリーモデルは水俣問題だと公表しています。
水俣病とは、水俣湾の化学工場から放出されたメチル水銀を食べた魚を摂取したことにより、大勢の人が亡くなった問題です。
当時は「海が死んだ」と言われましたが、メチル水銀を分解する菌が登場したことにより、海は徐々に回復していきました。
宮崎駿監督は、汚染された水俣湾が菌によって回復した事実に目を向け、風の谷のナウシカの腐海を創り出したのです。
『ナウシカ・レクイエム』は曲調が怖いですが、風の谷のナウシカのテーマである”命と環境”を伝える楽曲となっているため、少し重いイメージの曲になっているのかもしれません。
『らんらんらららんらんらん…』(ナウシカ・レクイエム)の歌詞は?
『らんらんらららん…』という歌詞が強烈なイメージを持つ『ナウシカ・レクイエム』ですが、その後に続く歌詞が気になります。
Amazonミュージックで聞いてみたところ、なんと!
「♪らんらんららららんらんらん」に続く歌詞も、ひたすら「らんらんららら…」でした。

以下の埋め込みリンクを再生していただくと分かるのですが、ずっと「らんらん」歌ってるのが分かります。1分20秒~歌が始まります。
歌詞ではなく、曲調で語りかけるタイプの楽曲になっているんですね。
『らんらんらららんらんらん…』(ナウシカ・レクイエム)の歌手は誰?
#ナウシカ の感じたイメージを表すシーンで流れている曲🎶は「王蟲との交流」という曲です。本作の作曲は #久石譲 さんが担当し、この場面では久石さんの娘・麻衣さん(当時4歳)が歌っています。麻衣さんは現在も音楽活動をしており、父・久石譲さんとも共演しています🎹#風の谷のナウシカ #宮崎駿 pic.twitter.com/qgLaXXhq3u
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) December 25, 2020
幼い女の子の歌声が特長的な楽曲ですが、こちらは久石譲さんの娘・麻衣さんが4歳の頃に歌った曲になります。
風の谷のナウシカで流れる
♪らんらんらららんらんらんって暗い曲は
作曲家・久石譲の娘の麻衣さんが4歳のときたまたま歌ったもの#豆知識 pic.twitter.com/gu02hdvd7x— たら太 (@okustet) January 4, 2019
麻衣さんは歌手活動をおこなっており、『うたまい』名義で童謡を広める活動も行っておられます。
当初は、久石譲さんはこの曲をボーイソプラノで収録する予定でしたが、曲のイメージを宮崎駿監督に伝えるために、麻衣さんに歌わせたところ絶賛!
そのまま麻衣さんの歌唱が起用されることになったそうです。

まとめ
- 「♪らんらんらららんらんらん」の曲名は「ナウシカ・レクイエム」
- 歌詞は「ランランララ…」がひたすら続く
- 久石譲さんの娘・麻衣さんが当時4歳の頃に歌った楽曲
- 「ナウシカ・レクイエムが怖い」と言われる理由は、ホラー番組の定番曲として定着しているからと考えられる。