窓ぎわのトットちゃんの泰明ちゃんは駅で何て言った?最後にお別れの言葉を話してた?

窓ぎわのトットちゃんの泰明ちゃんは最後に駅で何て言った

《本記事はプロモーションが含まれています。》

黒柳徹子さんの幼少期について描かれた映画『窓ぎわのトットちゃん』が公開されましたね。

映画のなかで気になるシーンがあったのですが、

最後の方で泰明(やすあき)ちゃんがトットちゃんに本を貸してバイバイするときに、駅の改札口付近で何か言葉を発するシーンがありました。

しかし、列車の騒音でかき消されて何て言ってるのか聞こえませんでした。

くまきちくん
口がパクパクしてるだけでセリフまで分からなかったよね。

やすあきちゃんは、トットちゃんに向かって何て言ったんでしょうか?

そこで今回は、駅でやすあきちゃんが言ったセリフについて考察しました。

 

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映画『窓ぎわのトットちゃん』泰明ちゃんは駅で何て言った?トットちゃんとの別れのシーンとは?

泰明ちゃんとトットちゃんが最後に会った日のストーリーを振り返ってみます。

 

太平洋戦争の戦況が傾きだした頃、トットちゃんのお弁当は大豆15粒のみとなりました。

学校の帰り道、お腹をすかしながら泰明ちゃんと街を歩いていると、泰明ちゃんが持ってる1冊の本が気になりました。

その本は『アンクルトムの小屋』という黒人奴隷の物語です。

トットちゃんに物語のあらすじを教えてくれました。

 

どしゃ降りの雨のなか、天気予報が当たらないことにイラ立つトットちゃん。

お腹が減って、トモエ学園でお弁当を食べる前にうたう歌を口ずさんでいました。

「♪よーく噛めよ たべものをー」

泰明ちゃんも一緒に歌っていると、すれ違った兵隊さんにコラッと怒鳴られ、「卑しい歌をうたってはいけないよ」と叱られます。

トットちゃんは「だってお腹がすいたんだもん…」と泣いてしまいます。

 

すると、泰明ちゃんは不自由な足を引きずりながら、水たまりに飛び込みました。

水たまりの中を片足でケンケンしながら「♪よーく噛めよ たべものをー」とリズムを取り始めました。

泰明ちゃんの飛び跳ねる音が、お弁当を食べる前にうたう歌だと気付いて泣きやむトットちゃん。

2人は笑顔で「イヒヒ」と笑いながら、水たまりでビチャビチャになりながら無邪気に遊びました。

 

自由ヶ丘駅についた2人。

泰明ちゃんは持っていた本を差し出し、「これ読めば?気に入ると思うよ。」と アンクルトムズケリーの本をトットちゃんに貸してあげました。

「ありがとう。学校が始まったら返すわ。」

泰明ちゃんの微妙は反応を感じ取ったトットちゃんは「ちゃんと読むわよ!」と、きちんと本を読む約束しました。

 

すると駅のホームに列車が到着する合図の鐘が鳴り、「じゃあね!」とお別れの挨拶をして階段を駆け上がっていくトットちゃん。

列車がガタンゴトン…と音を立てて駅のホームに入ってくるときに、やすあきちゃんはトットちゃんに向かって何か言葉を発しました。

列車の騒音でやすあきちゃんの言葉はかき消され、口をパクパクするシーンだけが映りました。

パン子さん
「バイバイ」「またね」みたいな一言じゃなくて、何か長めの言葉を話してたよね?

トットちゃんは列車に飛び乗り帰って行きました。

 

映画を観た方もこの場面は気になっているようで…

やはり、やすあきちゃんがトットちゃんの方を見て何かを話したんです。

この場面がずっとずっと気になっていました。

 

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泰明(やすあき)ちゃんはトットちゃんにお別れの言葉を話してた?

やすあきちゃんは、駅でトットちゃん何て言ってたのでしょうか?

結論:やすあきちゃんはトットちゃんにお別れの言葉を伝えた。
「トットちゃん!いろんなこと楽しかったね。君のこと忘れないよ」と言った。

と考察できました。

 

詳細について見ていきましょう。

この場面は、原作ではどのように描かれているのか確認してみました。

詳細は「泰明ちゃんが死んだ」の見出しに書かれています。

春休み明けの新学期に、校長先生が泰明ちゃんが亡くなったことを生徒達に伝えにくる場面でトットちゃんのモノローグが出てきます。

以下、文庫本からの抜粋です。

「そんなに早く、死んじゃうなんて。春休みの前に、泰明ちゃんが『読めば?』って貸してくれた”アンクルトムの小屋”だって、まだ終わりまで、読めていないくらいなのに

トットちゃんは、泰明ちゃんの事を、想い出していた。春休みの前に、別れるとき、本を渡してくれた時の、曲がった指のこと。

引用:『窓ぎわのトットちゃん』(講談社文庫)

 

上記から分かるように、原作では 春休み前に本の貸し借りをしたことだけが描かれています。

本を貸りるまでのストーリーや、駅で何か言葉を交わしたというような描写は見当たりませんでした。

パン子さん
原作には無い場面なんだね。

映画では12万枚の原画が作られ、いかに原作を忠実に再現するかにこだわったそうですが、「原作にないオリジナルストーリーも含んでいる」と八鍬監督がテレビでおっしゃっていたので、やすあきちゃんが駅で言葉を発するシーンは想像して作られた場面かもしれません。

実質、駅のシーンを最後にトットちゃんとやすあきちゃんは今生の別れとなったことから、

やすあきちゃんのセリフの音声が消された場面は、トットちゃんとの別れを意味する伏線だった可能性が高いように思います。

やすあきちゃんが自分の最期を悟っていたのではないかという説です。

【関連記事】
泰明ちゃんの死因は小児麻痺?実は病状が深刻だった?

 

”亡くなる直前の人は第六感が鋭くなる”ことがあるそうです。

話が少し脱線しますが、

筆者の祖母が亡くなる直前に病室にお見舞いに行ったら、普段は意識がもうろうとして会話もできない祖母が「〇ちゃん来た?」と急に言葉を発したことがありました。

闘病中で苦しんでいて、見舞客にかまう余裕なんて無いはずなのに不思議だなと思ったんです。

いつもと違う足音が聞こえたり、雰囲気で分かったりしたんでしょうか?

くまきちくん
何かのカンが働いたのかな?

するとその数日後に祖母は亡くなりました。

このように亡くなる間際の人には、不思議なカンが働くことがあると言われてます。

 

話は戻り…

泰明ちゃんは春休み前はまだ元気そうに見えましたが、何かを感じ取ってトットちゃんに別れの言葉や感謝の気持ちを伝えた可能性が高いです。

実際に原作では、トットちゃんがやすあきちゃんのお葬式から帰る場面でこんな描写がありました。

トットちゃんは歩きはじめた。そのとき、うしろから、泰明ちゃんの声が聞こえるような気がした。
「トットちゃん!いろんなこと、楽しかったね。君のこと、忘れないよ」
(そうよ)
トットちゃんは教会の出口のところで、ふり返って、いった。
(私だって、泰明ちゃんのこと、忘れない!)

引用:『窓ぎわのトットちゃん』(講談社文庫)

 

もしかしたら、泰明ちゃんは駅でこのセリフを言ってたのかもしれないですね。

パン子さん
そこそこ長くしゃべってたもんね。

というわけで、泰明ちゃんはトットちゃんに駅でお別れの言葉を伝えていたと思います。

やすあきちゃんは今どこで何をしてるんでしょうか。

もしかしたら生まれ変わって、トットちゃんの作品を見てるかもしれないですね。

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