中国の湖北省武漢市で新型コロナウイルスの感染が拡大している問題で、政府により１０日あまりで１万坪、１０００病床ほどの大規模病院が建設されました。
超短期間の突貫工事であることに心配の声も上がっていますが、中国の行動力には感心しますよね。
中国の徹底した隔離封鎖で、新型コロナウイルスの感染拡大の終息を祈るばかりです。
さて2月4日から稼働している、火神山病院の現在の様子が気になっています。
患者さんの治療は順調に進んでいるのでしょうか？
そこで今回は、火神山病院について見て行きたいと思います。
中国 湖北省武漢市の火神山病院(かしんざん)の現状について
建設中の火神山病院
1月23日に着工、2月2日にPLAへ引き渡し、2月3日に開院予定 pic.twitter.com/YMmedR0Uhb— OedoSoldier@武漢加油 (@OedoSoldier) January 31, 2020
確か24日に荒れ地から整地して建物建築に移るとは…この1000床の火神山病院は2月3日に運営予定
出来る気がしてきた(‘A`)↓31日の映像 pic.twitter.com/ToPrOfEWKm
— Kaki (@Kaki61929204) February 1, 2020
中国国内メディアによると、火神山病院は中国軍が管轄し軍医が対応しているそうで、院内警備は兵士が行い、情報統制が強いことから”強制収容所”と例えられているそうです。
火神山病院では、防護服姿の医療関係者が治療に当たっているイメージが強かったので、ちょっと驚きました。
【習主席批准 軍医療隊火神山病院で医療任務へ】
2日午前、武漢の火神山病院の引き渡し式が行われ、病院は人民軍隊と軍の医療隊に正式に引き渡されました。#新型肺炎https://t.co/DXQ4SfllGL pic.twitter.com/icVdz1d7ID— CRI日本語 (@CRIjpn) February 2, 2020
火神山病院では、院内の清掃作業員の給与が通常の１０倍以上に跳ね上がっているそうです。
火神山病院では清掃作業員を募集しており、過酷な労働環境のため、日本円でおよそ月給４５万円～５３万円の条件が提示されています。
また、こうした給与のほか宿泊施設費と食事代も無料になるということです。
武漢市の一か月の平均給与は日本円で４万５０００円程度が相場だということですが、新型コロナウイルスで患者が急増するなど過酷な労働環境を考慮し、破格の１０倍以上の給与条件になっているそうです。
火神山病院の読み方は？名前の由来について
火神山病院は、『かしんざんびょういん』と読みます。
火神山病院の病院名は、地名からとったものではないそうで、東洋医学の陰陽五行説からとった縁起の良い名前なんだそうです。
新型コロナウィルスの専門病院として突貫工事で作り上げた火神山病院と雷神山病院。どちらも地名ではない。火神山は湖北省の人は火の神様の子孫であり火は五行に属している。肺は五行の金に分類され、火は金に勝つことから火神山病院とした。
— early_mark (@early_mark) February 15, 2020
なるほど！と思いました。
たしかに新型コロナウイルスは肺炎に関する病気なので、五行分けすると肺は金に属します。
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↑五行図を見ると、火から金に矢印が伸びており、『火剋金』で火は金をやっつけるから、縁起の良い火の文字を採用したんですね。
名前の力を最大限発揮した病院になるよう祈るばかりです。
火神山病院の現在のライブ動画＆画像
鉄格子付きの個室がネットでは、強制収容所のようだと言われていますね‥。
そんな気になる火神山病院の現在の状況を見て行きたいと思います。
火神山病院の現状はかなり厳しいようで、医療関係者の手が足らないのかうまく治療が進んでいないようです。
入院してもなかなか退院できないという恐ろしい情報が‥。
【中国】新型コロナウィルス【武漢肺炎】ニュース🌸
☑中国政府が武漢閉鎖翌日１月２４日より1週間程で建設の「火神山病院」に関する中国国民内部告発
☑２月８日時点で一日２００～４００名死亡とネット投稿
一度入院すると帰宅できない死の病院と言われ部屋の内側より出ることができない不思議な病院 pic.twitter.com/fBzJeuznrt— たまや＠単冠湾提督 (@daisuke0923pax) February 14, 2020
まだ病院ができたばかりなので、はっきりとは分かりませんね。
しかし13日にはすでに７人の方が完治し、帰宅されたという情報もありました。
【火神山病院、7人退院】
現在、火神山病院では新型コロナウイルスの感染が診断された患者は1000人を超え、収容・治療にあたっています。13日午後に7人の患者が完治して退院し、火神山病院の最初の退院患者となりました。#新型肺炎との戦い pic.twitter.com/0UXg6uiUMR— CRI日本語 (@CRIjpn) February 14, 2020
やはりその患者さんの回復力次第なところが大きいのだと思います。
また院内感染を防ぐことは難しく、病院の建設に携わった作業員の方が、居住地に帰宅してからコロナウイルスに感染していることが発覚して混乱が起きている模様です。
[もうダメだ] 火神山病院の建設に携わっていた湖南省出身の労働者が、コロナウイルスに感染していたことが帰省してから判明。現在隔離中。 https://t.co/iKbDCOiiRI
— Angama (@Angama_Market) February 11, 2020
突貫工事で大急ぎで建物を建設したためか、院内では水漏れを起こしている様子です。施設・設備面に関しては、今後も不安が募りますね。
日本のメディアが絶賛する火神山病院、水漏れが始まってます https://t.co/xpVZHgAJf6
— 孫向文 新刊「中国人の僕は日本のアニメに救われた！」 (@sonkoubun) February 15, 2020
体調が悪い患者さんが治療を受けるような環境ではありませんね。
これでは健康な医療関係者や清掃員などのスタッフなどにも、コロナウイルスが感染拡大してしまわないか心配です‥。
しかし院内は辛いことばかりでなく、入院室で誕生日祝いが行われたというツイートも。
【火神山病院、80歳患者の誕生日を祝う】
火神山病院で12日、入院患者の廖さんは80歳の誕生日を迎えました。病院のスタッフがケーキやマスクの箱で作ったバースデーカードを用意して、一緒に廖さんの誕生日を祝いました。#新型肺炎との戦い pic.twitter.com/ZAgJfY7w2c— CRI日本語 (@CRIjpn) February 14, 2020
具合が悪いなかケーキでお祝いする発想に少し驚きましたが、患者さんの全快を祈るばかりですね。
また院内には無人のキャッシュレススーパーがオープンしている様子です。
突貫工事でオープンした中国火神山病院に無人キャッシュレススーパーが出来たらしくいっぱい社会実装続けてきてこういう本当に必要な時に実装できて良かったね泣ける
人も人件費も人人接触も不必要😭 pic.twitter.com/gfqpBIsoNK
— お蛇 (@chinshonatsuyo) February 5, 2020
他の方もツイートしていましたが，武漢に建設中の火神山病院に無人スーパーがオープンする模様。
・店員０人
・QRコード支払いをして完了
世界からどんなにいじめられようともとも技術開発を進めてきて，大事な局面でいろいろ力を発揮している。
それでいて外交部も世界の皆さんに感謝。 pic.twitter.com/OrSE5O8jGd— Kenta@広州留学中（一時帰国） (@Ken78292184) February 5, 2020
武漢市では、早い段階から外部と遮断されて食料や物資に困っていると報道されていたので、こういったスーパーはきっと助かるでしょうね。
入院病棟では新型コロナウイルスの院内感染を防ぐために、”食事の配膳はロボットが行っている”というツイートがありましたが、それは誤情報だったようです。
Twitterでは事実と誤情報があるので、見極めが必要ですね。現地の人間でないとなかなか難しいです。
ちょっと怖いのですが、このようなツイートも見つけました。
病院がお亡くなりになった方であふれているといった内容のツイートです。
新型コロナウイルスに感染した患者さんの１日も早い回復をお祈りしています。
