三石琴乃さんが患った病気というと、卵巣嚢腫の緊急手術を受け、セーラームーンのアフレコを数ヶ月ほど欠席したことが知られています。
のちに命に関わる危ない状況だったと明かされており、ご無事で本当に良かったと強く思いますが、ネットでは三石さんの乳がんの話題が出てきます。
その話は世間ではあまり知られていないようで、一体どういうことなのか気になりました。
そこで今回は、その当時の様子と卵巣嚢腫で休養した件とあわせてまとめてみました。
【三石琴乃さんの過去の病気】乳がん疑惑で手術を受けた?
2008年1月に三石琴乃さんは乳がんを告知されました。
時期的には長年所属していた声優事務所を退社してフリーになったばかりの頃で、のだめカンタービレの作品に携わっていた頃の話です。
三石琴乃さんは、2007年12月に左むねに痛みを感じたため、近所の総合病院の外科を受診しました。
後日にマンモグラフィと乳腺エコーの検査を受けたところ、痛みがあった左側とは反対の右側の乳腺エコーにいびつな影が写っていると言われます。
手術を視野に入れることになり、担当医師が変わりました。
問題の部位に針を刺して調べる検査方法がありましたが、針が刺さっていない部分が調べきれないので、しこりを丸ごと切り取る方法が選ばれたそうです。
その1週間後に手術で16ミリのしこりが切除され、病理検査の結果 8ミリは悪性との診断を受けました。
ショックを受けた三石さんでしたが、ちょうどフリーの声優になった直後のことで、これからどうやって仕事を調整するか、世間に何て言おうか悩み、強い不安に襲われたことが綴られています。
駅ビルの中で冷静にランチを食べつつ、考えても考えてもよく理解できない。まだ他人事のような感覚。相当ショックを受けた様で、実はそうでもない感じ。変だ。自分の輪郭が世界から切り取られて、クッキリしているのに、周りからは浮いている様な気分。当たり前だが、周りの人々は私が癌だなんて知る由もなく普通に通り過ぎて行く。とても違和感を感じた。腹立たしく思えた。
引用:三石琴乃ブログ
がんを告知されたあとに、ご主人や娘さんのことが頭に浮かんで、心労が重なった様子が伺えました。
今後の治療方針について検討された矢先、三石さんはセカンドオピニオンを受けることに。
最初に受診した病院では放射線治療が受けれないことから、大学病院を紹介してもらいました。
紹介状とマンモグラフィのフィルムと検体プレパラートを持って受診したところ、教授先生が衝撃の一言を放ちました。
「あなたの場合は、これ。ステージ0のここね。何も治療しなくていいの。98%以上は再発しないんです。残り2%なんて交通事故に遭ったり他の病気になったりするでしょ?そういった患者さん全員にがんの治療をする訳にはいかないでしょ?」
「がんじゃないと思うよ僕は。もうね、放置です、放置。治療は無しです。良かったね〜。でも逆にがんじゃないと云われていたのに、ここに来たらがんだと判った人もいるのよ…。色々子供のこととか考えちゃったでしょ?」
引用:三石琴乃ブログ
異常ではないと軽い口調で語られ、不信感が募った三石さんでしたが、この教授先生はがんセンターの病理科で勤務した経験があるそうで、ふたたび検体を病理検査にかけられることとなりました。
そして後日 ふたたび大学病院へ検査結果を聞きに行ったところ…
プリントアウトされた病理結果は、教授の予想通り「白」だった。
…やっと、ホット息をつくことができた。家族の笑顔が頭に浮かぶ。。。。
引用:三石琴乃ブログ
いわゆる乳がんではなかったのです。
それから念のため、三石さんはもう1軒の病院でセカンドオピニオンを受けることにし、乳腺科界隈の最高峰と言われる病理専門の乳腺外科も受診します。
そしてそちらの病院の検査も「白」という驚きの結果となりました。
これによりリンパ節摘出の手術も放射線治療も必要なくなり、転移検査もクリアで大がかりな手術を受けずに済んだそうです。
三石さんの話によると”乳がんと診断されたあとに病理検査結果で実はがんではなかった”と分かることは多々あるそうです。
その後、三石さんは最初に乳がんと診断した総合病院へ出向き、理事長、常務理事、外科部長の3人に説明してもらったことがブログで明かされています。
総合病院の医師の所見としては「黒とは言いすぎでしたが、白と言い切るのは疑問です。」と言われたそうです。
ブログを読んだ筆者としても拍子抜けしてしまいましたが、本当に乳がんではなくて良かったですよね。
そのまま本格的な手術を受けることになっていたらと思うと怖ろしいです…。
病気は自分の問題だけでなく、家族の問題でもあると思います。
何か病気が見つかったときには、まずは落ち着いて専門病院でセカンドオピニオンを受けるべきだと三石さんはブログで語っておられます。
乳がんの恐さとともに、医療を受けること自体も自分でしっかり考えないといけないのかと考えさせられました。
三石琴乃さんが卵巣嚢腫で手術を受けた
皆様〜!!リコカツに出てる三石琴乃さんについて紹介させてください✨
初の連ドラ出演!声優さんで代表作で言うと、セーラームーンの月野うさぎやエヴァの葛城ミサトの声優をしてます❣️最近で言うと呪術廻戦の冥冥など!
とても美しくて、素敵な方なんです#リコカツ #三石琴乃 pic.twitter.com/h8vmU2Kzql— (@__kkah224) April 16, 2021
1992年に大ヒットした『美少女戦士セーラームーン』で主人公のセーラームーン・月野うさぎの声を演じ一躍ブレイクした三石琴乃さんでしたが、残すところあと3話というところで病気療養で休養されています。
三石さんは、1993年1月の当時24歳のときに下腹部の激痛に襲われました。
その当時は”虫垂炎”とメディアでは報道され、人気作の主役の急病とあって結構な騒ぎになりました。
その間のアフレコは、ちびうさ役の声優の荒木香衣さんが代役を務めていました。
しかしあとになってから、当時の病気療養についての真相が語られました。
2008年1月7日に投稿された三石琴乃さんの公式ブログで、虫垂炎ではなく卵巣嚢腫に加え腹膜炎を併発したことにより、命に関わる事態だったことが明かされています。
病院で即手術となり、1か月間の入院し、その後3ヶ月の自宅療養となりました。
その後は無事に復帰され、次作の『美少女戦士セーラームーンR』の第5話から出演しています。
緊急入院により、セーラームーンの最終回に出演できなかったことが心残りだったようで、のちに『アニメイトカセットコレクション3巻』に、三石琴乃版『セーラームーン』最終回が収録されています。
そのときの収録現場では、入院当時のことが思い出され涙ながらの収録となったそうです。
三石琴乃さんは婦人科系の病気を患ったことにより、子どもを産めるのか心配されていたそうですが、2004年には無事に女の子を出産されています。
その娘さんについてはこちらで詳しく書いています↓
まとめ
- 1993年1月の当時24歳の頃に卵巣嚢腫を患い、緊急手術を受ける。美少女戦士セーラームーンの収録を7回ほど欠席した。
- 2008年1月に乳がんと診断されたが、セカンドオピニオンにより誤診と分かった。