『紅の豚』の主人公のブタは、物語の中では「ポルコ」と「マルコ」の2通りの名前で呼ばれています。
最初の方はマルコと呼ばれてましたけど、途中からポルコになって、混乱した人もいると思います。
一体どちらの名前が正しいんでしょう?名前が2つある理由はなぜ?
そこで今回は、主人公の名前はポルコかマルコのどちらが正しい名前なのか調べてみました。
- 主人公の名前はポルコかマルコのどちらが正しいか
- ポルコの人間時代の素顔の画像まとめ
これらについて見て行きます!
【紅の豚】ブタの名前はポルコかマルコどっちが正しいの?
#NowPlaying 時代の風-人が人でいられた時- – 久石譲 (紅の豚) pic.twitter.com/ZJov5SQlRM
— 🎄スラスイ🎄@アレンジ祭 (@sura_DTMer) January 7, 2022
結論から言うと、『紅の豚』の主人公の本名はマルコ・パゴットと言い、マルコが正しいことになります。
しかし、主人公を本名の「マルコ」と呼んでいる人は少なく、マダム・ジーナとフェラーリン少佐という人物だけです。
マダム・ジーナとは、ホテル・アドリアーノを経営する未亡人の女性実業家です。
そらみんな惚れますわ #ジーナ #紅の豚 pic.twitter.com/y85jI9qWkD
— あんちゃん (@MarieAnchan) November 2, 2018
ジーナとマルコは幼なじみで、マルコが空軍のパイロットをしていた時代には、ジーナの元夫の戦友でもありました。
ジーナのお店の壁には、人間だった頃のマルコがうつった写真が飾られており、2人は昔からの馴染みだったことが分かります。
フェラーリンはマルコの元戦友で、現在はイタリア空軍少佐となっています。
フェラーリン少佐はポルコの第1次大戦時の戦友。実在したイタリアのパイロットであるアルトゥーロ・フェラーリンをモデルにしていると思われます。#紅の豚 #金曜ロードショー pic.twitter.com/NatSjWKP11
— キャッスル (@castle_gtm) November 11, 2016
フェラーリンとマルコは親しく、空軍に見つからない抜け道を教えてくれたり、何かと味方をしてくれる人物です。
主人公の人間時代を知っているジーナとフェラーリンは、今でも本名の「マルコ」と呼んでいます。
しかし、劇中で基本的に呼ばれている名前はポルコです。
ポルコを憎む空賊たちが「ポルコ・ロッソ」というニックネームを付けたことがきっかけとなり、周りからポルコと呼ばれるようになりました。
ほとんどのキャラが主人公をニックネームで呼んでいることになりますね。
「ポルコ・ロッソ」をイタリア語で直訳すると、「ブタ・赤い」を意味しており、タイトルの『紅の豚』にもなります。
ポルコと呼ばれるようになった理由は、ブタの姿と赤い飛行艇の言葉から由来するのですね。
ポルコが乗っている愛機は「サボイアS.21試作戦闘飛行艇」と呼ばれるものです。
紅の豚のサボイアS.21試作戦闘飛行艇、アニメや映画に登場するデザイン重視で航空力学とかガン無視してる架空の航空機とは違って、コイツは実在してても“飛べそう”と思えるくらい説得力のあるデザインしてて好き。 pic.twitter.com/I42zQALaF9
— メリーでかでかクリスマス (@4v0Lh) January 9, 2022
その一方で、ポルコ・ロッソの言葉にはもう1つの意味がありました。
イタリア語の「ポルコ・ロッソ」が持つ本当の意味は、「淫乱」という意味を含めた「赤豚野郎」というマイナスなイメージの言葉だとされています。
とくに主人公のことを良く思っていない人物が「ポルコ」と呼ぶ時には、皮肉な意味合いを込めて呼んでいたのでしょう。
当の本人は知ってか知らずか、何も気にもしてない様子ですね。
マルコは自分で魔法を掛けてブタに変身しましたが、ストーリーや発言を見ていると、自ら人間を捨てたようにも思えます。
それと同時に、本名であるマルコ・パゴットだった人間時代も捨ててしまったのかもしれません。
【画像】紅の豚のポルコの人間時代の素顔がイケメン!
本名:マルコ・パゴット(人間時代)
ニックネーム:ポルコ・ロッソ(豚に変身後)
出身地:イタリア・ジェノバ
生年月日:1892年or1893年生まれ
年齢:36歳
ポルコの人間時代の本名は、マルコ・パゴットです。
ニックネームのポルコ・ロッソは、イタリア語で直訳すると、タイトルでもある『紅の豚』を意味しています。
ポルコは1892年か1893年生まれで36歳の設定です。
イタリアのジェノバ出身で、幼い頃から幼馴染み達と一緒に飛行艇に熱中していました。
17歳の頃から飛行機を乗り回し、イタリア空軍入隊後は大尉まで昇進します。
第一次世界大戦ではエース・パイロットとして活躍しました。
第一次世界大戦終了後は、迫り来る新たな戦争を前に再び国家の英雄になることを拒み、自分で自分に魔法をかけてブタになってしまいます。
退役しブタとなってからは、愛機である飛行艇サボイアS.21試作戦闘飛行艇を赤塗りにして、空賊を退治する賞金稼ぎとして生きています。
普段は、無人島のアジトで自由気ままな日々を送っています。
ポルコは賞金稼ぎとしてたくさんの空賊と戦い、撃退していますが、「戦争ではないから殺しはしない」というポリシーを持っています。
数々の名言を残していて、見た目はブタだけど硬派でかっこいいキャラです。
ジーナの経営するホテルのレストランには、ポルコの人間時代の写真が貼ってありました。
顔はぐちゃぐちゃと塗りつぶされていますね。
ジーナはこの写真を大切にしていますが、ポルコはこの写真がお店に飾ってあるのが気に食わないと話してました。
他にも、こちらはジーナとカーチスが秘密の庭で賭けの話をしてるときに、赤い飛行艇が飛んできた場面の回想シーンです。
ジーナは若い頃に、マルコが操縦する飛行艇に乗せてもらったことを思い出していました。
この時のなつかしい思い出がずっとジーナの心に残っているんですね。
そして無人島で野宿するシーンでは、眠るフィオが目を覚ますとポルコが人間になっていてハッとした場面も。
フィオがポルコに話しかけたらブタの姿に戻ってしまったので、おそらく幻なのだと思いますが、1人のときは人間に戻ることもあるのかもしれません。
声のイメージ通りでシブめの男性ですよね。
そして野宿で眠れないフィオに、第一次世界大戦中に仲間を失った話をします。
パトロールのためにアドリア海へ出た一行は敵と遭遇。
敵の3機に追い回されたマルコは、逃げることに必死で仲間にまで気を配ることはできませんでした。
そのうち味方はどんどん海へ墜落していき、その中には結婚したばかりのジーナの元夫もいたのです。
雲の上で目を覚ましたポルコは、空を飛び続ける仲間の姿を見つけて話しかけるも、戦友たちはすでに亡くなっており、無言で天に召されて行きます。
仲間が生き残っていたと思い込んで、呼びかけるマルコ。
「ジーナはどうするんだ!?俺が代わりに逝く!」
そう叫ぶも、仲間は空高く飛んで行ってしまいました。
意識が戻ると、海面すれすれを自分1人で飛んでいたマルコは、神様にずっと一人で飛んでいろと言われた気がしたそうです。
この悲しいエピソードは、ポルコが豚になったきっかけにも繋がってきそうですね。
まとめ
- 主人公の本名はマルコ・パゴット
- ニックネームはポルコ・ロッソで、イタリア語で「豚・赤い」や「赤豚野郎」という意味がある。
- ポルコは、豚の姿になった彼に対して皮肉を込めて付けられたニックネーム。