地上波で『天空の城ラピュタ』がオンエアされると、毎回ネットでは「事後のシーンだ!」と盛り上がっていますが、一体「事後」とはどういうことなんでしょうか?
視聴者の書き込みを見ると、どうやら「パズーとシータが男女の関係にあるんじゃないか」と憶測されているようです。
そこで今回は、一体どの場面が事後のシーンだと言われているのか調べることにしました。
- 「パズーとシータが事後だ」と噂されているシーン
- 本当にやっているのか
これらについて注目していきます!
目次
『天空の城ラピュタ』は事後でやってる?ベッドシーンは?
天空の城ラピュタの中で、事後だと言われるシーンは3つあります。
それぞれ見て行きます!
空から降りて来たシータを助けた場面
ある夜、鉱山で働くパズーの元に空から女の子が降りてきました。
夜に飛行石の青い光を放ちながら、ふわふわと降りて来た女の子はシータでした。
気を失っていたので、パズーは自分が一人暮らしをする家へ連れ帰ったのです。
そして翌朝、目を覚ますとベッドではシータが熟睡していました。
それを見てにっこり微笑むパズー。
ベッドが一つしかない部屋なので、パズーは床に雑魚寝して夜を明かしたのですね。
この何の変哲もない朝の起床の場面ですが、一部のファンからは事後のシーンだと言われています。
ネットの意見を見てみると…
事後の朝 #ラピュタ
— ラムダ|シャニマス生主 (@Lambda39) December 9, 2011
何度もいうけど、ラピュタは冒頭の朝チュンシーンは事後だってことなんですよ!(力説)
— おおおおおおにし (@supercooonishi) January 15, 2016
なんとこの朝の目覚めのシーンは、パズーとシータが初夜を明かした後ではないかとの見方があるのです。
たしかに同じ部屋で寝泊まりしていますが、全然いやらしい場面でもないので意外に思いました。
初対面同士の13歳の男女があり得るんでしょうか…?
タイガーモス号(飛行船)での夜
飛行石を取り戻すために、ドーラー家のタイガーモス号(飛行船)に同乗させてもらうことに決めたパズーとシータ。
その代わりに船内での労働を引き受けることになりました。
この船内で、シータが夜に当直の仕事で起こされる場面を「事後だ」と言う声がありました。
噂のシーンはこちらですね。
しかしこの場面を確認すると、パズーはドーラー家の息子達と同じ部屋で寝てます。
その一方でシータは、別室で女性海賊のドーラと寝ているんです。
男女別々で寝ているし、男性側は大勢の男たちが寝ているので物理的に無理そうな気がしました。
そのためこの場面は寝るシーンですが、事後ではなさそうだと思いました。
ラピュタに辿り着いた朝
物語の後半で、パズーとシータが乗った飛行機はついにラピュタに辿り着きました。
パズーは父親からの言い伝え通りに、巨大な雲 ”竜の巣” の突風をかき分けて飛行を続け、やっと憧れの空飛ぶ島へ降り立つことができたのです。
小鳥のさえずりが聞こえる野原でパズーが目を覚ますと、隣にはシータが眠っていました。
「シータ シータ!大丈夫?」と声をかけるとシータは目を覚まし、目の前にはラピュタの城が広がっていました。
ラピュタを見つけて抱き合いながら喜び合う2人でしたが、この寝転びながら空を見上げるシーンが「事後だ」という声がありました。
ネットの意見を見てみると…
二人で天を仰いでるシーンが完全に事後 #ラピュタ
— BIG D㌠@C100土曜日 東フ3a (@dismt) August 30, 2019
生気が無い目=事後 #ラピュタ
— 沢くん ツイ禁してます! (@sawa0719) December 9, 2011
僕の心は汚れていますね
ラピュタでの朝起きるシーンが事後にしか見えませんでした— 卍とっとこぐる太郎🐹卍 (@guruguruton) January 15, 2016
この場面だけを見ると、たしかに2人は事後っぽく見えるかもしれませんが、実はこの直前のシーンでパズーとシータは、飛行中の安全確保のためにお互いの体を縄で結んで固定しているんです。
ラピュタで目を覚ました時に、パズーが立ち上がると2人の体を括りつけた縄が結んだままになってました。
2人で寝転んで空を見上げる前に、シータが縄をほどいています↓
この状態では、何をしようにも身動きが取れない気がします。
なので、これでは動くことも難しいんじゃないかなって思いますね。
実際はどうなんでしょうか。
『天空の城ラピュタ』のシータとムスカはやってるらしい
天空の城ラピュタでは、いくつか疑惑のあるシーンが見られましたが、実は宮崎駿監督が2人は「やっている」と著書で答えていたことが明らかになりました。
ジブリ作品の衝撃の制作秘話が読める本はこちらになります。
こちらの本は宮崎駿監督と記者がジブリ作品について「ああでもない、こうでもない~」と、会話する形で綴られた本なのですが、その中でパズーとシータがラピュタに到着するシーンについて語られています。
記者がシータとパズーがラピュタに到着して喜ぶシーンで、野原で抱き合って転げまわり、顔を近づけたりするのになぜキスしないのか?と質問すると、宮崎駿監督は…
「いや、僕はそういうことはしなくても、十分あの映画はやってると思ってるからいいんです、もう(笑)」
引用:風の帰る場所 ナウシカから千尋までの軌跡
この発言はいろんな風に解釈できそうですが、「キスをしなくても2人の心の距離が近づくような描写をそれ以外で十分に表現しているので、そういうのはいいんです。」と仰りたいのかもしれません。
記者の「何をやってるのか」という質問には、飛行船を操縦するパズーにシータが後ろから抱きつく場面を例に挙げて宮崎駿監督が説明しました。
抱き着かれたパズーは、背中にシータのむねのふくらみを感じているはず。女の子に頼られていると分かっていて余裕があるから、あんなに毅然とした表情ができるんだ…といったことを答えています。
その飛行機を操縦するシーンがこちらです。
「やってる」の意味について名言はされませんでしたが、宮崎駿監督は実際にパズーとシータの関係を認めるような発言をしているので、2人は愛し合ってると捉えてもいいのかもしれません。
つまりこの時、すでに2人は恋愛関係にあるというわけですね。
それを踏まえて、2人がラピュタに降り立ったシーンを見ると…
たしかに2人とも最初の頃より大人の顔になっているような?(気のせい?)
シータもパズーも素の表情をしていて、自分を曝け出しているように見えますね。
お互いの心が通じ合っているようです。
でも現実的な話をすると、パズーとシータの年齢は13歳くらいの設定だそうです。
生々しいことは抜きにして、お互いのことが好きで恋愛関係はあり得るかもしれないですね。