国葬された日本人一覧(政治家と芸能人含む)!安倍元総理大臣の国葬日は休みになる?

国葬された日本人

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安倍晋三元首相の国葬が2022年9月27日(火)に執り行われることが決まりました。

そもそも「国葬」という言葉をあまり聞いたことがないですが、一体どのような葬儀になるのでしょうか?

過去の国葬の様子を振り返りながら、国葬された日本人についても見て行きたいと思います。

  • 過去に国葬された日本人
  • 国葬の日は休日になるのか
  • 国葬を執り行うメリット

これらについてまとめました。

 

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【国葬された日本人一覧】政治家(総理大臣)・芸能人は?

国葬とは国家が喪主となって行う国家の儀式であり、その費用は国費から負担します。

国家に功労のあった人物の死去に際し、国の大典として国費で行われる葬儀のことである。

引用:Wikipedia

 

国葬の対象となる人物は、国家に大功のあった人や貢献した人となります。

どれだけ国に対して貢献したかによっても国葬の規模が違ってくるようです。

 

国葬当日は官庁や学校などは休みとなり、喪に服す日として定められていました。

そんな国葬令は 1926年に制定されましたが、1947年末に失効しています。

1947年までに国葬された日本人を表にまとめました。

年月日名前地位
1978年5月17日大久保利通 内務卿
1883年7月25日岩倉具視 右大臣
1887年12月18日島津久光 公爵 左大臣
1891年2月25日三条実美 公爵 太政大臣
1895年1月29日熾仁親王 陸軍大将 参謀総長
1895年12月18日能久親王 陸軍大将 近衛師団長
1896年12月30日毛利元徳 公爵 参議 旧山口藩主
1897年2月7日英照皇太后 皇太后 大喪儀
1898年1月9日島津忠義 公爵 参議 旧鹿児島藩主
1903年2月26日彰仁親王 元帥陸軍大将 参謀総長
1909年11月4日伊藤博文 公爵 内閣総理大臣 元老
1912年9月13日明治天皇 天皇
1913年7月17日威仁親王 元帥海軍大将 軍事参議官
1914年5月24日昭憲皇太后 皇太后
1916年12月17日大山厳 公爵 元帥陸軍大将 内大臣
1922年2月9日山縣有朋 公爵 元帥陸軍大将 内閣総理大臣 元老
1923年2月14日貞愛親王 元帥陸軍大将 内大臣
1924年7月12日松方正義 公爵 内閣総理大臣 元老
1927年2月7日大正天皇 天皇
1934年6月5日東郷平八郎 侯爵 元帥海軍大将 連合艦隊司令長官
1940年12月5日西園寺公望 公爵 内閣総理大臣 元老
1943年6月5日山本五十六 元帥海軍大将 連合艦隊司令長官
1945年6月8日載仁親王 元帥陸軍大将 参謀総長

※国葬された芸能人はいませんでした。

 

国葬令が失効後の1967年に行われた内閣総理大臣の吉田茂さんの国葬は、閣議決定により行われた特例だったとのことです。

また皇族の葬儀も大規模に行われ、国葬ではあるものの「大喪の礼」ということで国葬とは別格のものだとされています。

なので、国葬令の失効以降に国葬された日本人は吉田茂さんのみであり、2022年9月27日(火)に予定されている安倍晋三元総理の国葬が行われると、国葬された日本人は安倍元総理で2人目ということになるのです。

安倍晋三元総理の国葬を執り行う理由は、首相在任期間が憲政史上最長の8年8ヶ月であったことや、東日本大震災からの復興や日米関係の強化などの国際社会からの高い評価があるからだそうです。

 

国葬令の失効後の第二次世界大戦後に国葬された吉田茂さんの国葬に至るまでの経緯や当時の様子についてご紹介します。

吉田茂さんは外務大臣を務めたのちに、内閣総理大臣を約7年間務めていました。

優れた政治感覚と強いリーダーシップで日本を盛り立てて、戦後日本の礎を築いたとされる方です。

そんな吉田茂さんは1967年8月末に心筋梗塞を発症し、10月20日(当時90歳)の正午頃に神奈川県大磯町の自邸にて死去。

10月23日には東京カテドラルで家族によっての密葬が行われましたが、10月31日に戦後初の国葬が日本武道館で行われました。

皇太子ご夫妻をはじめ、国会議員や72ヶ国の大使ら6500人が参列しました。

国葬当日は官公庁や国公立の学校は半休となり、公営競技の開催も終日取り止められ、国葬実施前後には派手な番組やCMも自粛され特別追悼番組を放送していたそうです。

吉田茂さんが国葬となった背景には、当時の総理大臣であった佐藤栄作さんの強い要望により閣議で決定され行われました。

 

1951年にはサンフランシスコ平和条約を締結したり、戦後復興を成し遂げたので国葬の対象となる人物ではありますが、野党からは反対意見も多かったとのこと。

ですが、国民の賛同も多く国葬の実施に至ったということです。

 

野党からの反対意見を押し切るように当時の総理大臣・佐藤栄作さんが国葬を強行するような形になったこともあり、その後の国葬に対して慎重な態度を取る人も多いのだとか。

そして今回、安倍晋三元総理が国葬となることで、賛成よりも反対意見が多く上回っているようです。

安倍晋三元総理は「吉田茂さんと比べると国葬に値しない」という意見や、国葬に使用される国家費用が2億5千万円などと報道されていることが大きく影響しているようですね。

確かに安倍元総理は、国家に大きく貢献してくれた人物ではあると思います。

とくにアメリカの歴代総理からは信頼が厚かったようです。

 

しかしながら、多くの問題も解決しないままであり、銃撃されて亡くなったからといって、大規模な国費を使い国葬まで行う必要があるのでしょうか。

もしも、銃撃事件で亡くならず大往生の末亡くなった場合、国葬されていたのでしょうか?

安倍晋三元総理がというわけではなく、現状コロナ問題で大変な世の中なのに国葬をしなければならないのかも疑問です。

国葬に対して様々な疑問を持ち納得していない人も多いことでしょう。

そういった国民も納得できる国葬となればベストですね。

 

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安倍晋三元総理の国葬(9月27日)は休みになる?国葬のメリットは?

2022年9月27日(火)に予定されている安倍晋三元総理の国葬費用は2億5千万円と報道されており、参列者も吉田茂さんの国葬の時より上回る6,400人ほどと予想されています。

吉田茂さんの国葬費用は約7,000万円だったことから、時代の背景もありますがかなり今回の国葬費用は高額になっています。

”国葬費用=国費”なので税金となりますが、多額の税金を使ってでも国葬をするメリットがあるのでしょうか?

 

国葬のメリットとして挙げられるのが、政治的にプラスになる点です。

国葬となれば海外から弔問者が集まるので有益となる外交の場が生まれます。

実際にアメリカのオバマ元大統領やハリス副大統領、フランスのマクロン大統領らが出席を検討、インドのモディ首相が出席する方向とのことです。

日本のメディアだけでなく世界各地で中継されることは間違いないので、外交上は大きなプラスとなる可能性は高いでしょう。

国葬を行うことで経済効果があることを期待できるということですね。

この1日で国葬費用を上回るほどの経済効果が生まれると良いのですが。

 

吉田茂さんの時も国葬当日は学校や官庁は半休となり、全国民は喪に服すようになっていたことから、2022年9月27日も同様なことが行われるのかもしれません。

安倍元総理の国葬に訪れようとする人もいるかもしれませんが、人数を把握できていない一般市民が国葬に参列するとはできないと思われます。

どこかに献花台や記帳台が設置される可能性はあるのではないでしょうか。

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