『天使にラブソングを…』の最年少シスターのメアリー・ロバートがかわいいと話題になっていますね。
歌っているシーンを見て気になったんですけど、ほとんどのシスターたちは黒いワンピースに白と黒のベールをまとった修道服を着ていますが、なぜかメアリー・ロバートは一人だけ違う服を着ていて、髪の毛も見えちゃってますよね?
なんで一人だけ違う服装なんでしょうか?
もしかして修道院での厳しい決まりなどあるんでしょうか?
そこで今回は、メアリーの服装が違う理由について見て行きたいと思います。
- 修道服について
- メアリーだけ服が違う理由
これらについてまとめました。
『天使にラブソングを』メアリー・ロバートだけ修道服が違う?
殺人事件を目撃したデロリスが かくまわれたのは修道院でした。
その修道院でさまざまなシスター達と出会うのですが、ほぼ全員が「白い頭巾&黒いベール、黒いワンピースの修道服」を身にまとっています。
『天使にラブ・ソングを』に
修道女時代の土屋太鳳ちゃん
出てるんだけど pic.twitter.com/bZlFhegN4C— よしお (@rachi0121) May 15, 2020
この白い頭巾は「ウィンプル」という呼ばれ、髪をすべて収めてから布で結んでぴったりと着用します。
頭巾の上から被る黒のベールは、結婚式で被るものだとされていました。
これらは中世の既婚女性が身に着けるものとされており、神と結婚して純潔を守ることを意味した衣裳です。
しかしメアリー・ロバートだけは、白ブラウスに黒のジャンパースカートを着ていて、前髪は出したまま黒いベールをまとっていますよね。
30587回目の「天使にラブソングを」視聴中…(娘が毎回シスターメアリーロバートのパートを歌いたがる) pic.twitter.com/cRjgR1oOxP
— 戸愚呂母 (@mur_xx) August 14, 2020
なぜか一人だけ髪の毛を隠していないし、お手伝いさんみたいな姿なのが気になります。
もしかしてある程度の年齢にならないと、ちゃんとした修道服は着れないのかな??
『天使にラブソングを』メアリー・ロバートだけ修道服が違う理由はなぜ?髪を出してもいいの?
いま思えば、『天使にラブソングを』のメアリー・ロバート役のウェンディ・マッケナが初恋だったかもしれん。 pic.twitter.com/Bc5hJGImrN
— ぺーやん (@pepesu_2525) July 14, 2021
メアリー・ロバートだけ服装が違う理由は、彼女はまだ 修行中のシスター(修道女)だからです。
まだ見習い期間中のため正式な修道服が着れないのです。
『天使にラブソングを』はカトリック教会を舞台にした物語なので、カトリック系の話になりますが、一人前のシスターになるためには長い研修期間があります。
その研修期間を終えてから、ようやく”修道誓願”という神に誓いを立てて祈願する儀式が行われるのですが、メアリー・ロバートは修道誓願を立てる前の研修期間中の身なのです。
まだ試用期間中のシスターなので、最後の誓いを立てていないというわけですね。
『天使にラブソング』のDVDを見ると、キャスト名が「シスター・メアリー・ロバート」となっていますが、細かいことを言うとまだ正式なシスターでは無いことが分かります。
ちなみに正式なシスターになるための修行期間はどれくらいなのか見てみると、以下のような流れでした。
長い人だと入会してからシスターになるまでに13年もかかるんですね!これは長い道のりです。
シスターになるために長いながい修練期間を経て、鍛錬を積んでいくんですね。
先ほど書いた”修道誓願”とは、上の図で言う”終生誓願”のことですね。
カトリック教会で修道生活を送るために立てる公の誓願で、 清貧・貞潔・従順の3つを一生涯神様に誓います。
- 貞潔 (ていけつ)- 結婚しないこと
- 清貧 (せいひん)- 私的財産を持たないこと
- 従順 (じゅうじゅん)- 上長の正当な命令への従順
引用:Wikipedia
キリストと結婚するという意味で誓いを立てて、左手薬指に指輪をするそうです。
出会ったときは普通のOLさんだったんだけどその後シスターになって、今日終生誓願を迎えた友人がいまして。その式に参列してきました。こういうのは非公開な場合が多くて私も行くの初めてだったし、信者でもやっぱり修道会ってミステリアスなところなのでドキドキしたのでした。おめでとう🎂✨ pic.twitter.com/JCU32BHVs9
— gma (@gma0618) July 13, 2019
ちなみに修行中である志願期や有期誓願期の人が、シスターと活動を共にすることはあまり無いそうで、メアリー・ロバートは間もなく正式なシスターの仲間入りするのではないかとのことです。
修行期間の苦労が分かると、デロリスが修練者にとっては憧れの修道服を初日から着るなんて、実は畏れ多い話なんですね。