高市早苗議員は2004年から2017年までの13年間、同じ自民党の山本拓議員とご結婚されていました。
料理が上手な夫と甘い結婚生活を送っていたことで知られていましたが、”政界のおしどり夫婦”と呼ばれた夫婦が、ある日急に別れ話になったそうです。
一体なぜ離婚に至ったのか?
今回は、高市早苗議員の結婚していた元夫である山本拓議員のプロフィールや馴れ初めに注目しながら、お2人の本当の離婚理由についても見て行きたいと思います。
高市早苗議員の元夫の山本拓議員のプロフィールと経歴&馴れ初め
名前:山本 拓
出身地:福井県鯖江市
生年月日:1952年7月7日
年齢:69歳(2021年9月現在)
最終学歴:法政大学文学部 卒業
職業:自由民主党所属の衆議院議員
高市早苗議員の元夫は、同じ自由民主党所属の衆議院議員・山本拓さんです。
山本拓議員は福井県鯖江市出身で、父は鯖江市長、福井県議会議長、自民党福井県連幹事長を歴任した山本治さんです。
父方の祖父は元福井県議会議員の山本雅雄さんで、政治家一家に生まれています。
山本拓議員は、地元の中学を卒業後に福井県立武生高等学校に進学。
武生高校は、偏差値が66の県内でも屈指の進学校として知られており、卒業生にサイバーエージェントの藤田晋社長や元プロ野球選手の牧野伸さんなど、多くの各界の著名人を輩出している学校です。
そして高校卒業後は法政大学文学部に進学しています。
政治家一家というだけあって、学生時代も成績優秀だったと見受けられますね。
法政大学文学部を卒業後は、出身地でもある鯖江市の鯖江青年会議所理事長を経て、福井県議会議員選挙に出馬し当選。
福井県議会議員を2期を務めました。
1990年の山本拓議員が当時38歳の頃、第39回衆議院議員総選挙に自由民主党公認で福井県全県区から出馬して当選を果たしました。
そして1994年には、同じ自民党所属だった数名と自民党を離党し、当時、保守系無所属だった高市早苗議員を加えて自由党(柿澤自由党)を結党します。
もしかすると、そこでの出会いが高市早苗議員と山本拓議員の出会いのきっかけだったのかもしれませんね。
しかし当時はお互いの印象はあまり良くなく、高市さんは山本さんのことを”不愛想な人”という印象で、山本さんは高市さんを”性格がきつそうな女性”と思っていたそうです。
その後は、1994年から1997年に掛けて活動していた新進党結党に合流し、衆議院議員総選挙に出馬したり、新進党を離党後は無所属で福井県知事選挙に出馬しますが、どちらも落選してしまいます。
2000年にはもともと所属していた自民党に復党し、2003年の第43回衆議院議員総選挙には自民党公認で福井2区から出馬し、当選を果たしました。
2006年に発足した第1次安倍内閣では、農林水産副大臣に任命されています。
そして現在に至るまで、衆議院議員総選挙では比例北陸信越ブロックの自民党単独候補1位として出馬し、8回当選しています。
高市早苗議員と山本拓議員が結婚したのはいつ?
山本拓議員は、2003年に衆議院議員総選挙に初当選した、その翌年の2004年9月に高市早苗議員とご結婚されました。
山本拓議員は当時52歳で高市早苗議員は43歳と、9歳差がある年の差婚でした。
結婚に至った経緯は、2004年5月頃に企業役員の意見交換会に同席した高市さんに「結婚相手を探そう!」という話が出たそうです。
その話をしっかり聞いていた山本拓議員が、後日電話をかけて高市早苗議員にプロポーズしたんですって!
急なプロポーズに驚いて、しどろもどろの対応で電話を切った高市さんでしたが、結婚に前向きになったタイミングでのプロポーズだったので、貴重なご縁かも…と思い、1週間後にOKの返事をしたそうです。
そして結婚後の第44回衆議院議員総選挙で高市早苗議員が当選したことにより、夫婦共に衆議院議員となりました。
2014年に行われた高市早苗議員の総務大臣就任会見では、「就任当夜は調理師免許を持つ主人が食事を作ってくれました。」「ケーキも用意してありました」などと、山本拓議員の献身的なサポートがあったことをのろけながら話していたというエピソードもあります。
総務相の就任会見では、夫、山本氏の献身的なサポートを顔を赤らめながら、こうのろけていた。
「就任当夜は調理師免許を持つ主人が食事を作ってくれました。ウフフ。毎晩作ってくれるんですが、大好きなチーズフォンデュとともに『おめでとう、がんばれよ』と」
「ケーキも用意してありました。私の好きなホワイトクリーム系でした♪」
山本議員はやさしくて、奥さん思いなのが伝わってきますよね。
高市早苗議員と山本拓議員の本当の離婚理由は?
政界の『おしどり夫婦』と言われたお2人でしたが、2017年7月19日に13年にわたる結婚生活に終止符を打ち、離婚されました。
2017年に「互いの政治的スタンスの違いが大きく、それぞれに信念を貫いて政策活動に没頭したいという結論に至りました」という理由で、自民党 二階派・衆議院議員の山本 拓 氏と離婚した高市早苗氏…
私は、高市早苗氏の覚悟と信念を、断固支持してゆく所存です🇯🇵#高市早苗 #日本を守る #未来を拓く pic.twitter.com/2iREepTciH— 旭美 千明 🇯🇵 (@ChiakiAsami) January 27, 2021
離婚話が出た経緯としては、2人が暮らしている議員宿舎で夕飯後に、山本さんがテレビを観ている横で、高市さんが洗濯機を回して家事をしていました。
そこで突然別れ話を切り出されたと言います。
山本さんが、お互いの立場上の問題で、政治の面で言いたいことがなかなか言えず我慢してきたこを告白されたそうです。
2012年の総裁選のときは、高市さんは安倍晋三推しで、山本さんは石破茂推しだったそうで、家庭内でも情報漏洩がないよう、かなり気を遣ったこともあったそうです。
当時は高市さんは携帯電話を持ってお風呂に入ったりと、まるで夫に隠し事がある主婦みたいになっていたと話してました。
家族なのに言いたいことが言えない。時期によっては会話もできないだなんて、なんだか寂しいですよね…。
話し合いを持とうにも、高市さんは「夫婦じゃなくなったら、あなたはもっとラクになるんだよね?」と言ってしまったそうです。
夫婦間でさらに話し合いを持つこともなく、山本さんはそのまま離婚届に判を押すことになりました。
交際0日婚だったかと思えば、離婚も急な話だったとは…。
世間に公表した離婚理由は、本当の話だったんですね。
私生活面では円満に楽しく過ごしていたけど、互いの政治的スタンスの違いが大きく、それぞれに信念を貫いて政策活動に没頭したいという結論に至った。
プライベートが楽しくても、同じ仕事をしていると逆に話しづらいこともあったりと、なかなかバランスが取れなかったのかもしれませんね。
仕事がきっかけで出会い、仕事を理由に離婚するとは、なんだか切ない話です。
しかし、山本拓議員は2021年9月の自民党総裁選挙で高市早苗議員を支援することを表明しました。
離婚しても、お互いを応援する気持ちに変わりはないんですね。
今後さらに総裁選の行方に注目が集まりそうですね。