映画『天使にラブソングを』で大ブレイクした女優と言えば、主人公デロリス役を演じたウーピー・ゴールドバーグさんです。
近頃は女優業だけでなく、トーク番組のMCや映画を作る仕事もしていてさらなる活躍が期待されますよね!
そんなウーピーさんについて気になるニュースが配信されました。
映画『TILL』に出演した姿を見て「太っているように見せるために特殊メイクをしていて気が散る」と記事に書かれたそうです。
しかしウーピーさんはこの報道に反論。
太った原因は病気の影響と打ち明けましたが、一体どういうことでしょうか?
そこで今回は、ウーピーさんの病状や太った画像を見て行きたいと思います。
- ウーピーが特殊メイクだと噂になった経緯
- ウーピーさんの病気について
- 映画『TILL』で話題になった太った姿
これらについてまとめました。
ウーピー・ゴールドバーグが太って特殊メイクと疑われる
2022年公開の映画『TILL』に出演したウーピー・ゴールドバーグさんの体型について、Webライターが「太っているように見せるための特殊メイクだ」と記事に書いて話題になりました。
実際には「映画の役柄のためにファットスーツを着ていた」という趣旨の書き込みがされたそうです。
このコメントを受けて、ウーピーさんは自身がMCを務めるトーク番組『The View』にて、坐骨神経痛で入院していたことを明かし、その治療の一巻としてステロイド薬を使用して太ったことを明かしました。
Whoopi Goldberg Reveals Sciatica Pain Landed Her in the Hospital During ‘View’ Absence: She joked that the symptoms were like a “bad boyfriend” who came back to “mess with me.” https://t.co/50II76Xkwe pic.twitter.com/PfPs2y9jzD
— Sixan Andaman (@SixanAndaman) July 11, 2021
「とある女性が書いた映画評論記事に、私が着用していたファットスーツ(特殊メイク)によって気が散ったと書いていました。
あなたが作品のことをどう思うかは自由ですが、あれはファットスーツなどではありませんでした。あれは、私の身体です。ステロイドの結果ですよ。
私が体調を崩したことを覚えていませんか? きっとあなたはこの番組を見ていないから、知らなかったのでしょう」
ウーピーさんは、坐骨神経痛の辛さを「自分を台無しにするために戻ってきた悪いボーイフレンドのようなものです。」と、明るくジョークを飛ばしていたそうです。
「ファットスーツを着ていた」
一見すると外見批判ともとれる発言ですが、海外では女優さんが映画の役柄に合わせてファットスーツを着ることがあるそうです。
2001年に公開された映画『愛しのローズマリー』では、クヴィネス・パルトローさんが特殊メイクを施してファットスーツを着て、体重136kgの巨漢女性に変身して1人2役を演じたり…
『アメリカン・クライム・ストーリー』の新シリーズでは、サラ・ポールソンさんが体重14kg増やしてファットスーツを着用して撮影に臨んだりと、アメリカでは女優がファットスーツを着ることはめずらしくないそうです。
海外では、体型を基にしたキャスティングはしないんですね。
日本では「役のために体重を増やした」とテレビで話してるのをたまに聞きますが、ファットスーツや特殊メイクをして太らせるのはあまり聞いたことがない気がします。
「ウーピーさんがファットスーツを着てる」と言ったライターも、映画界ではありふれていることなので悪気はなかったのでないかと思います。
ウーピー・ゴールドバーグの病気は「坐骨神経痛」
ウーパー・ゴールド・バーグさんは、2021年6月に坐骨神経痛を患って病院に入院していました。
坐骨神経痛とは、お尻から足につながる”坐骨神経”に沿って出る痛みやしびれのことです。
坐骨神経は、お尻の筋肉である梨状筋と坐骨を通って足へと向かう末梢神経です。
痛みが出る原因として、脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)や椎間板ヘルニアなどの腰痛が原因となり、坐骨神経痛が起きる場合が多いと言われてます。
原因によって痛みもさまざまなようですが、前かがみになったり体を反らせる姿勢で痛みが出やすいそうです。
ウーピーさんは、坐骨神経痛を患ってしばらく脚を動かすこともできないほどの痛みにさいなまれ、病院に入院して療養していました。
しばらくの間は、歩くときに歩行器を使うほど症状が重かったそうです。
想像するだけでも痛々しいですよね…。
坐骨神経痛は痛みがひどい場合は、速効性の高いステロイド薬を使うこともあるそうで、ウーピーさんも治療のためにステロイドを使っていたことが明かされました。
しかしこのステロイド、長い期間使うと肥満などの副作用が出ることもあるそうです。
ステロイドホルモンは頚椎の神経痛や椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛などにも少量使えば効果的です。長く使うと、免疫力の低下、糖尿病、肥満などの副作用が生じるので、じょうずに使う必要がありますが、なくてはならない薬です。
ウーピーさんは、自身がMCを務めるトーク番組『The View』に出演して、「体が太っているのは特殊メイクではなく、ステロイドを使ったからです。」と話しており、坐骨神経痛の痛みが相当ひどかったことをうったえました。
映画『TILL』で撮影に復帰してますが、まだ病み上がりですし、70歳を目前とした高齢の体なので、くれぐれも体には気を付けて欲しいですね。
映画『TILL』ウーピー・ゴールドバーグの太った画像は?
ウーパー・ゴールドバーグさんの体型が特殊メイクではないかと話題になったのは、映画『TILL』での出演シーンです。
エメット・ティル事件を母親の視点から描いた映画「Till」がまもなく公開。これは見たい。映画自体の出来も良さそう。
‘Till’ lands a gut punch with the tale of Emmett Till’s murder https://t.co/67Sn6hyQAY
— かっみぃ (@hiraonorahiraon) October 13, 2022
映画『TILL』とは、1955年に起きた黒人差別の事実に基づいて作られた映画です。
人種差別が残るアメリカで、黒人少年のエルメット・ティルがリンチされて命を落とした事件を母親目線で描いた作品です。
遺された母親が息子は誰に殺されたのか、なぜ殺されたのかについて裁判をしますが、不当な判決が下ってしまうのです。
亡くなった息子を想い、母親が毅然とした態度で不当に立ち向かっていくストーリーになってます。
主人公は、殺された息子の母親メイミー・ティル(ダニエル・デッドワイラー)です。
ウーピーさんは、主人公の母親役(亡くなった息子の祖母)で出演しています。
今回、映画で「太った特殊メイク?」と話題になったのがこちらの場面です。
呆然と立ちすくすエイミーを心配そうに見つめているのがウーピーさんですね。(右側)
どうしても「天使にラブソングを」のイメージが強いので、この方がウーピーさんで間違いないか二度見、三度見してしまいましたが、メイクや髪型でこれほど印象が変わるものなんですね。
キャスト名をあらかじめ見ないと気付かないかもしれません。
たしかにウーピーさんはふくよかな体型に見えますけど、「ちょっと太ったかな?」と思うくらいでそこまで違和感は感じない気がします。
ちなみに1992年の「天使にラブソングを」の頃は、ウーピーさんは37歳でした。
たしかにこの頃はスレンダーだったのかな…?
ちなみにここ数年は、ウーピーさんはどのような姿だったのか見てみると…
【2017年】
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【2019年】
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たしかに3~5年前の体型と比べると、坐骨神経痛の薬の副作用が出ているのが分かります。
坐骨神経痛はこじらせるとなかなか治らないと聞くので、体を第一にしながらこれからも女優業や制作の仕事も頑張って欲しいですね。