大河ドラマ『どうする家康』で、近頃大人気の『えびすくい』という踊り!
酒井忠次(大森南朋さん)を中心に家臣団が踊る姿がネットでも話題になってますよね。

近頃は隙があればえびすくいを踊っているイメージですが、ふっと気になったのが、あの歌はなんて歌ってるんでしょう?
振り付けなんかも気になります!
そこで今回は、
- えびすくいの歌詞や意味
- えびすくいん踊り方(振り付け)
- えびすくいの登場回について
これらについてまとめました。
目次
【どうする家康】の『えびすくい』とは酒井忠次の宴会芸!
海老すくいダンサー酒井忠次によるダンスショーで一件落着#どうする家康 pic.twitter.com/6rLLBY7rvD
— Watanabe (@nabe1975) March 5, 2023
どうする家康で出てくる『海老すくい』は伝承芸の一つで、徳川家康家臣団のリーダー・酒井忠次(左衛門尉)の十八番の芸です。
酒井忠次は家臣団の盛り上げ役でもあり、えびすくいの舞いを特技としています。
『えびすくい』が存在していたことは確かですが、歌詞や具体的な振り付けは今に伝わっておらず、現在ドラマで放送されているえびすくいの踊りは創作されたものだそうです。
今で言う「どじょうすくい踊り」のようなものだったのではないかと言われてます。
ちなみに『どうする家康』のえびすくいの踊りは、専門の先生に振り付けてもらったものだそうですよ。
NHK『松本潤さん&家臣団ウラ話トークSP』という番組で、「演技は演者にお任せの部分もある」と話していたので、
もしかしたら『えびすくい』の踊りは大森南朋さんのアドリブなのかと思っていましたが、きちんとした振り付けがあるんですね。

今後は、織田信長の前でもえびすくいを披露する回があるそうです。
周りがどんなリアクションを取るのか気になりますね。

『えびすくい』の歌詞の意味が恥ずかしい?
大河ドラマ【どうする家康】で歌われている『えびすくい』の歌詞はこちらになります。
※先ほどの見出しでも書いた通り、ドラマのえびすくいの歌詞は現代人の創作になってます。

歌のなかで”川の中のエビを探している”姿が描かれた歌になってますね。
「おりゃしゃあす」など、ところどころで三河弁が混じっているのが分かります。
歌詞の方言について岡崎市の方に取材して聞いてみたところ、「どこにおりゃしゃあす」は「どこにいるのかな」という意味だそうです。
「川の中 どこだ どこにいるのかな」という意味の歌詞になりますね。
「松笠 しじみ」という歌詞については、正式な発表ではありませんが、当時使われた隠語を表した言葉ではないかと言われてます。

そうした様子は、当時としては一般的なことだったのか?
それともウケを狙って作った歌詞なのかは分かりませんが、えびすくいは宴会芸なので愉快な歌詞を創作した可能性もあるかもしれませんね。
『えびすくい』の踊り方と振り付けを図解!
どうする家康の世界では、この海老すくいが平和の安寧の象徴なんだなぁ…#どうする家康 pic.twitter.com/VL7zWnBJGz
— ️️️おもち (@omochiomochi916) March 5, 2023
えびすくい えびすくい
かわなか どこだ どこにおりゃしゃあすふな あゆ ふな あゆ ふな あゆ ふな あゆ
えびすくい えびすくいえびは どこだ どこにおりゃしゃあす
えびすくい えびすくい えびすくい えびすくい
まつかさ しじみ 水に映りておもしろやⒸNHK大河ドラマ「どうする家康」
【フルバージョンの振り付け】
①まずは手に扇子を持って立ちます。
「えびすくい えびすくい かわなか どこだ どこにおりゃしゃあす」までは手拍子します。

②「ふな あゆ ふな あゆ ふな あゆ ふな あゆ」の部分は、観客を一人ずつ扇子で指していきます。

③「えびすくい えびすくい」と歌いながら、エビのポーズを取り、ピョンピョンと跳ねながら後退します。

④「えびは どこだ どこにおりゃしゃあす」を歌いながら、エビのポーズで一歩ずつ前へ歩いていきます。(歌に合わせながら⑤の動きと交互で。”左→下→左→下”と顔を向ける)
⑤エビのポーズを取りながら、顔の向きを交互に変えながら一歩ずつ進んでいきます。

⑥「まつかさ しじみ 水にうつりて」と歌いながら、水面を見るようにかがみます。

⑦「おもしろや~」と歌いながら、立ち上がって両手を左右にパタパタします。

⑧「おもしろや~」と歌いながら、両手を左右にパタパタします。

「エビすくい」の部分は、活きの良い海老をイメージしましょう。
エビのポーズを取って、ピョンピョンと後退する動きがポイントです!
『えびすくい』の登場回を解説!いつのどの場面?
第1話:どうする桶狭間
酒井忠次「あっ!殿が困っている!ここは海老すくいで解決じゃ!」#どうする家康 pic.twitter.com/HyDXAPSedM
— Watanabe (@nabe1975) March 12, 2023
駿府で人質生活を送る松平次郎三郎(家康)は父の法要のために岡崎へ戻りました。
三河の家臣たちは、久しぶりの殿の里帰りに大喜び!
豪華な料理を振る舞って宴会を催すと、宴会隊長の酒井忠次が立ち上がります。
全員で手拍子をしながら『えびすくい』音頭を舞います。
今シリーズの中で、初のフルバージョンを披露する舞いとなりました!
平岩親吉(岡部大)が目隠ししてエビを探して彷徨っていると、エビ役の本多忠真(浪岡一喜)を見つけて抱きつきました!
えびすくいは酒場の余興としても披露されているようですね。
第3話:三河平定戦
まぁまぁ、みんな仲良しが一番。
こんなときはレッツ海老すくい! pic.twitter.com/eDPTwtt0vT— まめの小町 (@yumeobako) March 5, 2023
本拠地である岡崎城に戻ってきた松平元康(家康)は、家臣の鳥居忠吉に倉庫へ連れて行かれました。
そこには元康が岡崎城主になった時のために、お金や武器を準備して大量に貯め込んであったのです。
忠吉は「ご城代を欺いて銭っこ貯めるぐらい、何でもないわ」と得意げに話します。
「槍や鎧もある!これで織田信長と戦ができる!」と喜んだ家臣たちは、大喜びでえびすくいを踊りました。

第9話:守るべきもの
キターーーーーーーーー!
酒井忠次の海老すくいーーーーー!#どうする家康 pic.twitter.com/gUp9wfxWq9— アラライ (@ararai_ararai) March 5, 2023
三河一向一揆が終わり、岡崎城で宴を催す徳川家康と家臣団。
「厭離穢土欣求浄土」の御旗を挙げて「汚れたこの世を浄土にしよう」と団結した一同は、えびすくいを舞います。
▼厭離穢土欣求浄土とは?▼
厭離穢土欣求浄土の読み方や意味とは?徳川家康の大樹寺と一向一揆の旗に登場!
今度は若い衆もすべて巻き込んで…
少し物悲しい海老すくいのシーンなんだけど、〽️鮒、鮎、鮒、鮎〜でドリフのヒゲダンスになっている三河武士の皆さん。
始まりで入るカウントを一生懸命取る小平太とか、皆が笑顔の中で真面目な顔で付いていく平八郎(参加するんだ)とか、まだ慣れてない若者コンビが可愛すぎる。#どうする家康 pic.twitter.com/6XEbqLJFA7
— かかまつ (@kakamatsukk) March 5, 2023
踊っている家臣の振り付けがドリフのヒゲダンスになっていると指摘する視聴者さんが!
手の動きがたしかにヒゲダンスですね。笑
本日のエンディングテーマ「海老すくい」
🦐♪🦐🎶🦐♪#どうする家康 pic.twitter.com/OJqgdC0VTu
— 太一伊織 (@IoriTaichi) March 5, 2023
第10話:側室をどうする!
三河一向一揆を鎮めた家康は、三河国内の支配を一気に強めて、今川方の国衆たちへの調略を進めていました。
遠江 引間城の城主・飯尾連龍もその一人でした。
妻のお田鶴は、今川家の当主・今川氏真のいとこに当たり、瀬名とは幼馴染みの間柄ですが、家康はかつてお田鶴の兄・鵜殿長照を自害に追い込んでいます。
飯尾は「それもこの世の常、今後は家康とともに歩み、今川と松平の間を取り持ちたい」と言ってくれたのです。
それを聞き、思わずえびすくいを披露したくなった酒井忠次。
毎週のようにやらんでも。#海老すくい #どうする家康 pic.twitter.com/gEKENxVReK
— TKG (@ace83442) March 12, 2023
喜ばしいことだとして扇子を広げるも、家康から「やめとけ」と叱られてしまいます…。笑
でもやっぱり踊りたい…!
#どうする家康 どうしても海老すくいを入れたがるひと pic.twitter.com/bceka9SSk7
— 宇仁田(うにた) (@unixtower2nd) March 12, 2023
結局ガマンできずに踊ってしまうのでした。
すでに視聴者の間でも浸透しつつあるえびすくいの踊り。
まだまだ今後もドラマで出てくるようなのでマスターしておきたいですね。