2022年11月4日(金)からマックのハッピーセットのおもちゃで、映画『すずめの戸締り』のスピンオフ絵本がもらえます。
『すずめといす』の絵本は、新海誠監督がはじめて手掛けた絵本となりました。
ハッピーセットのために描き下ろした作品ということで注目が集まっていますね!
映画に関連する話があるのか気になる!ということで、今回は『すずめといす』の絵本の内容をご紹介していこうと思います。
目次
ハッピーセット絵本『すずめといす』の内容をネタバレ
【すずめといす】
- 文…新海 誠(しんかい まこと)
- 絵…海島 千本(うみしま せんぼん)
- 本のサイズ…縦17.5cm×横12.4cm
- 本のページ数…全26ページ
- 表紙…ハードカバー
- シールのおまけつき
マックのハッピーセットのおもちゃでもらえる『すずめといす』は、主人公・岩戸鈴芽の幼少期の話が描かれています。
小さい子どもでも絵本が読めるように、本はすべて平仮名で書いてあります。
絵本の袋の注意書きによると、
小さくて軽い本なので、赤ちゃんや小さい子でも自分の手で持って読めるサイズ感ですが、口に入れてしまうことも考えて3才以上としているようです。
イラストがカラフルで、キャラクターの表情が豊かでかわいいし、美味しそうな食事の絵も出てくるので、子どもは楽しんで絵本を読めるんじゃないかなと思います。
3才未満の子でも絵を眺めたりするのはきっと楽しいと思います!
ただし、一部で絵が細かいページがあるので、本当に小さい子だと絵が認識できないかもしれないです。
文字が読める年齢を考えると、『すずめといす』の絵本が読めるのは年長さんくらいからになるでしょうか。
『すずめといす』のあらすじと中身をネタバレ
すずめと黄色いイスとの出会い
すずめのお母さんが生きていた頃のお話です。
すずめが小さい頃は、小鳥みたいに元気で明るい女の子でした。
物作りが得意なお母さんが、すずめが座れる黄色いイスを作ってくれました。
すずめと黄色いイスは仲良しになって、何をするにもいつも一緒の友達になりました。
折り紙を折る作業台として、オムライスを食べるテーブル代わりに、一緒に遊んでお昼寝したりと、いつも行動をともにしました。
疲れたお母さんを助けたい!
すずめのお母さんは在宅で仕事をしていました。
パソコンを開いてオンラインで打ち合わせをして、勉強もして、家事に追われて…と、いつも忙しそうです。
お母さんは疲れてテーブルの上でうたた寝することもしばしば。
いつも家族のために頑張っているお母さんの力になりたいと思ったすずめは、キッチンに立ってご馳走を作ることにしました。
もちろん黄色いイスも一緒です。
イスを踏み台にして調理台に向かうすずめは、一体何を作ってくれるんでしょうか?
料理を始めようとすると、急に黄色いイスがおしゃべりを始めました。
「すずめ、ぼくがてつだうよ!」
ずっと黙っていましたが、イスはしゃべれるし、歩くこともできるのです!
すずめがイスのことを友達だと思って仲良くしたから、命が吹き込まれたようですね。
しゃべり出したイスにびっくりしたすずめでしたが、2人で料理をすることにしました。
お料理をスタート!
お母さんは何のメニューが好きか考えるすずめ。
まずは野菜とチャーシューがたっぷりの栄養満点のラーメンを作ることにしました。
すずめとイスで小麦粉をこねて麺を打ちます。
イスが見事な包丁さばきでメンマとほうれん草などの具材を切ります。すずめはチャーシューを調理します。
2人の息の合った連携プレーによって、具が盛りだくさんのラーメンが無事に完成しました!
ラーメンはすずめの大好物でもあります。
まだまだ2人の料理は続きます!お次はたこ焼きを作ります。
すずめが小麦粉とタコを混ぜて、イスがたこ焼きを焼く係を担当。
ソースとマヨネーズに青のりものせて、たこ焼きの完成です!
これもすずめの大好物なんです。
次に作る料理はなんでしょうか?
パラパラのご飯、シャキシャキのレタス、プリプリのエビを炒める料理は…そうです!
チャーハンですね。
イスの力を借りて、見事な火加減で具材を炒めるすずめ。
美味しそうなチャーハンが出来上がりました!
引き続き、お母さんが好きなメニューを考えます。
ホクホクのじゃがいも、トロトロのつぶつぶコーンを煮込む料理は…そうですね!
クリームシチューです。
すずめが味見をして、イスが鍋つかみを付けてシチュー鍋を運んでくれます。
これもすずめの大好物です!
目を覚ましたお母さん
勉強中にうたた寝していたお母さんは目を覚ましました。
すずめはお絵描きの途中で眠たくなったのか、イスに寄りかかってお昼寝をしていました。
お母さんがすずめの手元の絵を見てみると…
お母さんに作ってあげたいメニューがたくさん描かれていました。
すずめは夢の中でイスと料理を作っていたんですね。
キッチンへ向かったお母さんは、シンクに何かが置いてあるのを見つけました。
お皿の上におにぎりが1つ置かれていて、「たべてね」とかわいい字で書かれたお手紙が添えられていたのです。
すずめはお母さんが寝ているうちに、一生懸命おにぎりを作っていたんですね。
幼い娘がおにぎりを作ってくれて嬉しかったお母さん。
すずめが作れる料理はまだおにぎりだけど、きっとお母さんにとっては世界一のご馳走ですよね。
イスと料理したのは夢の中のお話でしたが、この黄色いイスはすずめが大きくなった時に本当に動き出すのです。
そしてすずめとの大冒険が始まるわけですね。
ー終わりー