田舎の女子高生すずが、インターネット上の仮想世界Uで歌姫として人気者に。
ジャスティスに追われている竜は、実は現実世界では意外な人物だったのですが、すずは仮想世界を超えて竜のオリジンを助けにいく…という物語です。
美しい作画と、ベルの歌声に惚れ惚れしますよね!
映画でベルが登場したときに真っ先に思ったのが、
ということです。
顔の輪郭から鼻や唇の形まで本当にそっくり!
なんでだろう?と疑問に思ったので、今回はベルの絵がディズニーに似てる疑惑について調べてみることにしました。
映画『竜とそばかすの姫』はディズニーの絵のパクり?ベルがアナ雪に似てる!
娘と見てきたんだけどめっちゃよかったし
確かに美女と野獣って感じだった🌹
ベルがまじかわいい🥺🥺🥺 pic.twitter.com/O9Anv9Liqf— おじゅん㌘🍜 (@JUN_1153) August 15, 2021
結論から話すと、『竜とそばかすの姫』のベルの絵は、ディズニーのキャラクターデザインを担当したジン・キムさんが手掛けたことが分かりました。
ポスターにも名前が出てますね↓
ジン・キムさんは、現代のディズニーのビジュアルキャラクターを作ったアニメーターで、以下の作品のメインキャラのデザインを担当しています。
- アナと雪の女王
- 塔の上のラプンツェル
- ベイマックス
- モアナと伝説の海
どおりで、ベルのムッとした表情や、唇を噛みしめる表情なんかも、アナ雪に似てると思いました!
『竜とそばかすの姫』は完全にインターネットmeets美女と野獣。
その上、ベルのキャラクターデザインはエルサやラプンツェルを生み出したジン・キム。
Disneyファンとしても垂涎モノではないでしょうか!? pic.twitter.com/3zTRpkCcH4— suzu (@nezimaki49081) July 16, 2021
細田守監督は、ジンキムさんが描いた原画を見て、
キャラの表情が豊かなことを絶賛したそうです。
ベルの原画をジン・キムさんが担当したことには、実は深いワケがあります。
細田守監督の好きな作品の一つに『美女と野獣』があります。
原稿を執筆する現場にも、野獣のイラストを飾っているほど思入れのある作品だと明かしてます。
美女と野獣が公開された1991年は、細田監督はアニメーションの仕事を始めたばかりの頃でした。
東映動画(現:東映アニメーション)に入社して、アニメーターとして活動を始めましたが、仕事が辛くてこのまま続けるか悩んでいたそうです。
そんな心が折れそうなときに出会った作品が『美女と野獣』でした。
怖さも素敵よ。
あなたと一緒なら。【ベル/美女と野獣】 pic.twitter.com/HGVRw9Z7i5
— 心温まるディズニーの名言集♪ (@DisneyMeigenshu) August 17, 2021
映画を見て、心を揺さぶられた細田監督は、
自分を突き動かす原動力になるほど、強く感銘を受けたそうです。
『美女と野獣』のおかげでアニメーターとしての今があるのですね!
『美女と野獣』の作画を手掛けたのは、グレン・キーンさんという方です。
2019年のロンドン映画祭で、細田守監督はグレン・キーンさんに会いに行ったそうです。
グレン・キーンさんに憧れていることや、「いつかは自分なりの美女と野獣を作ります!」といった秘かな胸の内を明かしました。
その時に細田監督への激励の意味も込めて、野獣の絵を描いてくれたそうですが、今でも宝物としてスタジオ内に飾ってあるそうです。
とても心あたたまる話ですよね。
そして30年間の構想期間を経て、作り上げたのが『竜とそばかすの姫』になります。
そこでベルの原画は、ディズニーのキャラデザンを担当してるジン・キムさんにお願いしました。
そもそもディズニー作品に携わっている方が作画したので、パクリとか真似をしたというわけではないです。
【画像比較】ベルの絵がディズニーと似てる!
実際にベルの絵を見てみましょう。
アナとエルサやラプンツェル達と似ているんでしょうか。
ちょっとディズニー感あるなとは思った!キャラデザがまさかアナ雪のキャラデザやったジン・キムさんとは。。 pic.twitter.com/hWqfIDzEoZ
— なき。 (@165nakigitsune) May 8, 2021
そしてアナ雪がこちらですね。
好きな人達と
好きな場所で
好きな事して
生きていきたい pic.twitter.com/1xGwXwyCcM— アナ雪ラプンツェル (@anayukirapunzel) April 14, 2020
泣いた今日より
笑ってる明日後悔した今日より
前向きな明日辛い事や
悲しい事は楽しい明日の
ためにある pic.twitter.com/2d05rWvoB8— アナ雪ラプンツェル (@anayukirapunzel) March 21, 2020
噂なんて
くだらない本当に分かったと
言えるのは自分の目で
確かめたものだけ pic.twitter.com/FtBR5uyVc1— アナ雪ラプンツェル (@anayukirapunzel) April 25, 2020
ラプンツェルはこちらになります!
俺、お前以外の
やつじゃダメだからいつの日か
言われたい(*´ェ`*)ポッ pic.twitter.com/lRPlFmET5l— アナ雪ラプンツェル (@anayukirapunzel) April 24, 2020
比べるべき相手は
あの子でも
あの人でもなくって昨日のわたし pic.twitter.com/dmIrVCusA5
— アナ雪ラプンツェル (@anayukirapunzel) March 20, 2020
現実世界で生きるすずの絵は手描きですが、仮想世界のベルはCGで描かれています。
絵柄のトーンは合わせたかったため、通常のマンガやアニメの描き方をCGの中に取り入れて描いたそうです。
この作業がかなり大変だったと語っておられました。
またCGのキャラを、生きたキャラクターとしてお芝居させるのも大きなテーマだったそうです。
ベルの細かい目の動きや、それに合わせてまぶたも少しずつ動かしてみたり、キャラの動作の間合いの秒数を長めにとったりと、私達が気づかない細部までこだわったと話してました。
映画館の大スクリーンで、あの迫力あるキャラの動きや美し映像に心惹かれましたよね。
もう一度観れるなら、純粋にベルの絵にも再度注目したいと思いました。
まとめ
ベルのキャラクターデザインを担当したのは、ディズニー映画のアニメーターであるジン・キムさんです。
ベルの絵柄がディズニー作品に似ているのは、そのためでした!