月刊ムー7月号に掲載された たつき諒先生のインタビュー記事は、なりすましの人物と編集者とのやり取りだったことが発覚しました。
くわしくはこちらの記事で書いています。
月刊ムー側もこの事実は知らなかったそうです。
そのため、以下の記事はたつき諒先生ご本人のインタビュー記事ではありません。
『月刊ムー 2021年7月号(No.488)』が、2021年6月9日(水)に全国一斉発売されました。
そのなかで【東日本大震災を予言していた漫画『私が見た未来』を解読する!!】と題して、たつき諒先生による予言の詳細な解説とインタビューが掲載されました。
雑誌によって微妙に解釈が異なっていた予言について、たつき諒先生が詳しく答えています。
また世間には明かされていない、1990年代に見た予知夢に関しても綴られており、それは読みごたえのある内容になっていました。
そこで今回は、月刊ムー7月号に掲載された たつき諒先生の特集ページに注目していきたいと思います。
それでは見ていきましょう!
目次
『月刊ムー 2021年7月号』たつき諒先生の予言特集・インタビュー内容のネタバレ
たつき諒先生の予言特集は、全6ページに渡って掲載されています。
見出しはこちらになります。
- 〇人事件や著名人の死 夢で見たことが現実に!
- 横浜の大津波が襲う!?2種類の予知夢とは?
- 阪神・淡路大震災と東日本大震災を予知
- 2021年8月20日は富士山噴火の要注意日!
- たつき諒氏が再始動!未来は祈りで変わる?
引用:月刊ムー 2021年7月号『漫画家たつき諒が富士山噴火を警告!!』より
たつき先生による予知夢はすぐに現実になるものと、5年後10年後、15年後(最長〇〇年後まで)に現実になるものとがあります。
見た夢を近未来に起きる出来事なのか、遠い未来に起きるのかをどうやって区別しているのか、読者の私達にはいまいち分かりませんでしたが、その違いについても明らかにされています。
夢で見るイメージ映像についても説明があり、モヤッとした部分がずいぶんとはっきりしてきました。
それでは見出しごとの内容を筆者の言葉に置き換えて、感想も交えてご紹介させていただきます。
少女が亡くなった事件や著名人の死 夢で見たことが現実に!
冒頭の見出しはプロローグのような形で、2020年からメディアで話題になっている富士山大噴火の予言についてや、たつき諒先生自身の漫画家としての経歴について紹介されてます。
たつき諒先生のプロフィール記事でもご紹介した通り、1975年に『郷ひろみ物語』で漫画家デビューをし、当時は『人形物語』や『宝石物語』、『時の中の少女』など多くの少女漫画を手掛けておられました。
その作品のなかで唯一、予知夢を題材にした漫画が『私が見た未来』です。
『私が見た未来』とは、たつき諒先生が夢で見たビジョンを日記に書きとめ、現実になった事例を漫画化した作品です。
そのあらすじの一例が、1989年8月に 大きなトンネルのような洞窟にいたたつき先生は、隣に水色のワンピースを着た女性がおり、何か物言いたげにして立っていた…という夢ですが、そのちょうど1年後に外出先で見た同じ風景の洞窟を不思議に思い、何枚か写真撮影をしました。
後日写真を現像した日に、水色のワンピースを着た女の子の変わり果てた姿が発見されたニュースがテレビで流れて愕然とした…という話が掲載されています。
他にもイギリスの歌手であるフレディー・マーキュリーさんが亡くなった夢や、真っ黒の津波に呑み込まれる夢は東日本大震災の夢だったとされています。
1999年に単行本化した『私が見た未来』には、表紙に「大災害は2011年3月」という夢日記のメモが書き加えられています。
この単行本には、1991年に見た富士山大噴火のイラストが描かれたメモも掲載されています。
そして次の見出しの、たつき諒先生のインタビュー記事へと続いていきます。
横浜を大津波が襲う!?2種類の予知夢とは?
ここからは、たつき諒先生のインタビューが入ってきます。
『私が見た未来』を描いた時期やきっかけについて質疑応答です。
たつき諒先生は1981年6月~9月にかけて、月に一度 横浜に大津波が来る夢を見て、それがきっかけで予知夢に関する漫画を描くことになりました。
先生曰く、予知夢を見てから現実になるには2つのパターンがあります。
- その年に現実になる
- 15年後に現実になる
横浜大津波の夢は1981年に見たので、15年後の法則に基づけば1996年に起きる可能性がありましたが、その年には何も起こりませんでした。
ご自身の予知夢の法則性にまで気付いていたたつき諒先生ですが、霊感は強いわけではないそうです。
しかし実姉には霊感があり、オカルト体験もあるそうで、不思議な世界に関する耐性はそこそこあったそうです。
また漫画冒頭の洞窟の少女〇人事件の、夢での見え方についての質問では、漫画では”少女が何か言いたそうにしていた”…といった描写でしたが、実際のところはたつき先生に向かって何か話をしていた(?)そうです。
彼女の声は波音でかき消されて聞き取れなかった…とのことでした。
そして、たつき諒先生の予知夢のパターンの解説に続いていきます。
予知夢には以下のような2パターンの夢があります。
- そのまま未来を直接的に見る場合
- 予言が別のイメージとして伝えられ、メッセ―ジとして受け取る場合…象徴的予知夢
洞窟の少女が亡くなった事件の夢は、そのシーンを見たわけではないため象徴的予知夢に分けられます。
一言でまとめると…
- そのまま未来を直接的に見る夢⇒15年後に現実になる『15年後の法則』に当てはまる。
- 象徴的予知夢⇒15年後に現実になる周期には当てはまらない。
他にも象徴的予知夢の実例が語られました。
たつき先生がビワ畑にいる夢のなかで、分かれ道があったそうです。
左の道へ進み、ビワを食べたら白い割烹着を着た伯母に怒鳴られ、何かを警告されました。
その1年後に伯父が亡くなったそうで、葬儀へ向かう途中に見えたのがビワ畑だった…という不思議な夢を見たそうです。
阪神・淡路大震災と東日本大震災を予知
この見出しでは、阪神・淡路大震災と東日本大震災の2つの地震の予知夢についてインタビューされてます。
阪神・淡路大震災が起きる15日前に、大きな自信とひび割れした大地を見て、「神戸」という文字が浮かんできました。
空から天使が降りてきて、たつき先生はなぜか「連れて行って欲しい」…と頼んだそうです。
これに関してはなぜ天使だったのかは、今も不明のままだそうです。
そして東日本大震災の予知夢についてです。
コミックの終盤に描かれた大津波の絵は、実は東日本大震災の津波ではなく、横浜の大津波だそうです。
1981年6月~9月にかけて、毎月1度見た夢で、横浜市に住むたつき諒先生が被災している様子や、当時まだ存在しなかった みなとみらい周辺の建物が流されたのが見えたとのことです。
この予知夢は最短で2026年6~9月に現実化するそうです。
その後は15年おきに、最長で2131年までに現実化すると思われます。
さらに驚くべきは、アメリカの超能力者のシルビア・ブラウンさんによれば、”2026年にハワイで地殻変動が起こり、津波が日本を何度も襲う”と予言していることです。
たつき諒先生の予言と一致しているのが気になります。
2021年8月20日は富士山噴火の要注意日!
表紙に描かれた富士山大噴火の夢は、1991年8月20日に見た光景です。
富士山を遠巻きから見ていたら、頂上から大噴火する映像が見えました。
被害状況や影響が及ぶ範囲は不明で、そのときに浮かんだのは、最短『2021年8月20日』というイメージでした。
8月いっぱいは警戒が必要とのこと。
たつき諒先生の自然災害の予知夢は、+15年の法則があるため、その日から15日後か15年後、最長150年後に起きるとされています。
そのため2021年に富士山が噴火しなければ、次は15年後の2036年の可能性があるということになります。(最長2081年まで)
さらに驚くことに、先ほどの超能力者のシルビア・ブラウンさんも「富士山は2085年までに噴火する」と予言しているそうです。
ちなみに誰かが亡くなる夢は、5年ごとに現実になるそうです。
ダイアナ妃は夢を見た日から5年後、尾崎豊さんは10年後、フレディー・マーキュリーさんは15年後に亡くなっています。
詳しくはこちらでも書いています↓
しかし象徴的予知夢(予言が別のメッセージとして伝えられる夢)の場合は、正確な時期は定かではありません。
たつき諒先生は自分の予知夢が見れる能力について…
「私自身の能力ではなく、望みもしてないのに、だれかに『見せられていた』と思います。
その存在と意思疎通ができたことはなく、一方的に見せられている感じです。
なぜもっと有名人に見せないのか。なぜ15年ごとという周期なのかなど、いいたいことは山ほどあります。」
引用:月刊ムー 2021年7月号『漫画家たつき諒が富士山噴火を警告!!』より
たつき諒先生が予知夢だと気づき始めたのは、1976年頃だったそうです。
しかし先ほども語られた通り、先生自身に霊感はなく、生死をさまよった経験もなく、夢以外でインスピレーションを得た経験もないそうです。
他人と違うところも何もありません。
2002年には漫画家を引退して、その引退時期も夢で見たというたつき先生。
漫画家を辞めてからは予知夢を見なくなりましたが、復帰すればまた予知夢を見てそれを漫画に描く…という役目を負うことになるので、大好きだった漫画家の仕事は引退したままだと語っていました。
たつき諒先生が再始動!未来は祈りで変わる?
東日本大震災を的中させたたつき諒先生ですが、震災以降に自分の予知夢を公にせず沈黙を貫いてきました。
しかし2020年からネットで情報発信をスタートさせました。
活動を再び始めた理由は…
- 2011年3月の時点で新たな予知夢を見なかったため。
- 富士山大噴火と横浜大津波について誰も触れていないから。
- たつき諒先生の寿命が近づいているから。
これらの理由があり、スマホを購入してネット活動をすることにしたそうです。
ここからはさらにスピリチュアルな話になりますが、
たつき諒先生は、世間の集合意識や祈りによって富士山大噴火も横浜大津波も発生が最長になるかもしれないとおっしゃっています。
2021年8月に富士山大噴火、2026年に横浜大津波が起きる…というネガティブな思い込みは、かえって最短での災害を引き寄せるとのこと。
「最長を願いつつ、万が一に備えることが重要だ」と注意喚起されてます。
2021年、2036年、2051年、2066年、2081年…の8月に富士山をのぼるのは注意。と子孫に言い伝えて欲しいとのことです。
それと大きな地震が来たら津波を警戒して、高い場所に避難することですね。
また現在『私が見た未来』がフリマサイトにて、10万円超で取引されている件について、たつき諒先生は複雑な心境を抱いているそうです。
「面白い、怖いという以前に、漫画としては駄作だと自認しています。無理に漫画を読んでいただく必要はありません。このインタビュー記事と不思議探偵社のサイトで未来の災害をチェックして下さい。」
引用:月刊ムー 2021年7月号『漫画家たつき諒が富士山噴火を警告!!』より
たつき諒先生は今度生まれ変わるなら、予知夢を見ない漫画家になりたいと語っていました。
今後は富士山大噴火が起きないことを祈るばかりですね。
月刊ムー 2021年7月号電子版はこちらから読めます。