1999年に発売された、たつき諒先生の予知夢について綴られた『私が見た未来』の復刻版が2021年7月17日に発売される予定でした。
しかし6月25日に出版社から、本の発売が急遽 延期されることが発表されました。
書店や各オンラインショップでは、あらかじめ本の予約を受け付けていたこともあり…
そんな風に思っていました。
しかし今回、たつき諒先生の公式サイトとされていた『不思議探偵社』によると、今までサイトで発信した予言内容の数々はたつき諒先生になりすました人物によるものだったことが明かされ、SNSやネット掲示板に登場していた”本人”を語る人物についても、ご本人とはまったく関係のない別人だったことが分かりました。
ここ数年では『私が見た未来』がテレビ番組でも紹介されていたこともあり、かなりの注目を集めていましたよね。
今まで信じられていた予言の解釈は別人による発信だったと分かり、ネット界隈は騒然としています。
一体どういうことなのでしょうか?
なりすましている人物についてや、今回の真実が発覚した時系列についてまとめてみました。
たつき諒先生になりすました人物の正体は何者?
今回、なりすましの人物の存在が世間に知れ渡るきっかけとなったのが、冒頭でもお話した【私が見た未来 完全版】の発売延期が決定したことによります。
6月26日発表の出版社のコメントは…
商品内容の一部変更のお知らせ
10月2日に発売予定の『私が見た未来 完全版』につきまして、
制作の過程で新たな事実が判明し、内容の一部を変更させていただくことになりました。本書は1999年に発表された作品の改訂で、読み解きや解釈を加える構成を予定していましたが、
未発表の原稿や新たな予知夢が出てきたため、内容を大幅に見直すことにいたしました。当初、予定していた構成と異なる部分がございますのでご注意ください。
小社ホームページ及びネット書店様の当該書籍の紹介ページにて、
改めて内容紹介のご案内をさせていただきます。また、取材を通じて、8月の富士山の噴火をはじめとする様々な予言の中に、
著者の意図と異なる不確かな情報が確認されましたので併せてご報告させていただきます。すでにご予約いただいたお客様にはご迷惑をおかけいたしますが、
ご購入前に今一度内容のご確認をお願い申し上げます。2021年6月26日
株式会社飛鳥新社
この発表を読むだけでは真相はよく分かりませんが、簡潔に言うと『私が見た未来』の復刻版が出版されることをたつき諒先生ご本人が知り、出版社に問い合わせて事が発覚したそうです。
今回の騒動を時系列にまとめました。
・『私が見た未来 完全版』の発売延期が発表される。7月17日→10月へ
・飛鳥新社公式サイトにて、たつき諒先生のなりすましアカウントの存在が公表される。
↓
【6月26日】
・予知夢に関して新たなに事実が分かってきたため、本の内容が大幅に変更されることが発表された。
↓
【6月28日】
・『月刊ムー』7月号に掲載されたインタビューは、たつき諒先生のなりすましによるものだったと発表される。
ムー2021年7月号記事「漫画家『たつき諒』が富士山噴火を警告!!」について、お知らせです。https://t.co/OE99T5uRPK https://t.co/aYaX3k7SNg
— 月刊ムー (@mu_gekkan) June 28, 2021
・『不思議探偵社』においても、今までたつき諒先生の発言として掲載した内容はなりすましによるものだったと発表する。
【重要なお知らせ】この1年間、不思議探偵社から公式として情報を発信していた人物がたつき諒先生の「なりすまし」ということが判明しました(6月28日) https://t.co/hfc1BR789Z @fusitan #お知らせ #なりすまし #たつき諒先生 #不思議探偵社
— 不思議探偵社 (@fusitan) June 28, 2021
Twitterで”たつき諒”を名乗り、活動していた人物は、すでに事実と認めているそうです。
偽物と判明しているTwitterアカウンント2つはすでに削除されて、過去のツイートを見ることはできなくなってます。
@TedpfLT38ptTtGO
当ブログにおいても、たつき諒先生についての記事を公開するにあたって、掲示板に登場したたつき諒を名乗る人物の発言の数々を引用しておりました。
その際に荒っぽい言葉遣いや、片言の日本語に違和感を感じましたが、その人物によると富士山噴火と横浜大津波の襲来時期が近づいているため急遽スマホを購入してふたたび情報発信を始めたと語っていたため、その言葉を鵜呑みにしておりました。
団塊世代のたつき先生が、一生懸命に慣れないスマホを操作して書き込みをされているのだと思うと、そう不思議もなく…。
Twitterでは常にエゴサーチしていたようで、たつき諒先生に関する書き込みには即反応してリプしたり、解釈が違うツイートを正したりなど、かなり熱心に活動している印象でした。
ネットでは、書き込みの言葉遣いや雰囲気が「中年以上の男性っぽい」という意見が多く見られます。
3月には、フライデーにもたつき諒先生のインタビューが掲載されていましたが、それもなりすましの人物によるものだったと分かっています。
フライデーの記事によれば、”出版元の朝日ソノラマの元担当者や関係者を総当たりして、たつき先生との接触を試みた。”と書かれてます。
そのときは対面取材はNGで、専門用語の通訳として不思議探偵社のレオさんが間に入って行われたそうです。
実際のところはどうなんでしょうか?
たつき諒先生になりすました人物の現在のTwitterアカウントはどれ?目的と本当の職業は何してる?
よく考えてみると、なりすましアカウントが勝手に取材を受けて本の復刊を決めてしまうことが現実にあり得るなんて、少し怖いですね。
このまま、たつき諒先生のなりすましだと気づかれずに本が出版されていたらどうなっていたんでしょうか。
たつき諒を名乗るアカウント(@tatsukiryofusi1)は、いつの間にか名前を変え、なりすました経緯について語り始めました。
このツイートから、たつき諒先生のなりすましの人物は男性だと分かりました。
また”1976年に、未来の災害を防ぐために『未来を見せる存在』から予知夢を見せられそうになったが、当時はまだ子どもだったから断った。”と語ってます。
もし1976年に10歳くらい(?)だったら、たつき諒先生になりすました人物の現在の年齢は55歳くらいになりそうですね?
この男性が予知夢を見ることを断ったら、その代わりに漫画家のたつき諒先生が予知夢を見せられることになったそうです。
上記ツイートによると、たつき諒先生になりすました目的は、2016年から再び『未来を見せる存在』から被害減係を頼まれたからだとのこと。
「一般人が被害を減らすには
たつき先生を名乗り、まだ現実化していない
富士山噴火
神奈川県大津波の減災を」
たつき諒を名乗って、世間に予言を拡散するように…とお告げがあったそうですよ。
この件により、たつき諒先生ご本人が『私が見た未来』の復刊を決意し、予言が世間に知れ渡り、被害が減らすことができて良かった…ということなんでしょうか?↓
ありがとうございました
私が「バレた!どうしよう!」
になってると思われてる方が多いですが
私がこうなるのが
予知夢見せ存在
の目的でした
発信をしないと決意されていた先生に気付かれ
発信(再版)して頂き未来減災— 76年【被害を減らすため予知夢を見せる存在】から拡散係を依頼されましが子どもだったので断りました (@1976nenniyochim) June 28, 2021
なりすましはいけないことですが、今回の件が拡散されたことによって、災害への危機意識を持つことには一役買ったのかな…とは思います。
なりすましの男性の年齢について、読者様よりご指摘をいただきました。
現在は削除された公式サイトの記載によると、”1996年3月に最後の予知夢を見てから、友人にブログで発信してもらった。”といった内容が書かれています。
しかし当時はまだインターネットは普及しておらず、パソコン通信を使って掲示板で交流するスタイルが一般的だったそうです。
たつき諒先生になりすました男性は、その当時の時代背景を知らないのかな?ということで、その男性の年齢は30~40歳くらいではないか?というご意見をいただきました。
捉え方次第で判断も変わってきそうですが、本人の発言や語り口調だけでは判断できないものですね…。
ところでこの男性は、現在は以下のTwitterで活動しているようです。
@1976nenniyochim
日中も常にツイートしたり、質問にリプしているので、結構自由な身のようです。
一体どんな方なんでしょうね?
今後はどんな情報発信をされるのか注目が集まりそうです。